2017年04月23日
松本は今日も晴れだった
抜けるように高く、どこまでも広がる青い空。
遠くに見える雪を頂いたアルプスの峰々。
おお~、愛しき街、松本よぉぉぉ~!
ということで、今年も年に一度の “松本詣で” に行ってきました。
長年の読者様ならば、ご存知だと思いますが、僕が毎年出版している温泉シリーズ本は、長野県松本市の印刷工場で刷られています。
印刷データは、すでに入稿されています。
あとは刷るだけ!というところまできました。
そこで、印刷にかかる前に僕らは、最終チェック(色校正) をしに松本へ行くのです。
僕らとは、ディレクターとデザイナーと出版担当者と僕です。
工場の会議室から見える景色は、ちょうど1年前と同じ季節。
目の前を流れる清流・奈良井川の土手のソメイヨシノは散り始めていますが、近くの山肌には淡いピンク色した山桜が見えます。
今年も僕らを出迎えるようにウグイスが、美しい声で鳴いています。
一枚一枚、ていねいに色校正紙をチェックすること1時間半。
「これで、よろしいでしょうか? では、来週から印刷にかかります」
印刷担当者の声を合図に、1年間かけてきた大仕事の全行程が終了しました。
「お疲れさまでした」 「ご苦労さまでした」 「お世話様でした」 「よろしくお願いします」
口々に礼を述べ、片付けと身支度にかかります。
いざ、松本へ!
ここも松本だけど、さらに中心市街地へ!
それも駅前のビジネスホテルへ!
でも時間は、午後の3時半です。
繁華街へ繰り出すには、まだ陽が高過ぎます。
でも、僕らは待てません!
一刻も早く、祝杯を挙げたいのです。
「カンパ~イ!」
ホテルの隣のコンビニで買い込んだ缶ビールで、とりあえず仮の打ち上げとなりました。
「小暮さん、いよいよ来年は記念すべきシリーズ10冊めですね」
印刷担当者の言葉が、重く両肩にのしかかります。
「ですね。こうなったら体力と気力が続く限り、書き続けますよ」
「ぜひ、次回も印刷は、うちでお願いします」
一同爆笑。
その後、僕らは街へ繰り出し、名物の 「馬刺し」 や 「山賊焼き(鶏肉料理)」 に舌鼓を打ちながら地酒を思う存分浴びたのであります。
終わらない旅はありません。
いつかは終わりを迎えます。
でも旅の終わりは、また新しい旅の始まりでもあるのです。
※温泉シリーズ第9弾の新刊本は、5月15日の発売予定です。
Posted by 小暮 淳 at 21:28│Comments(0)
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