2019年05月17日
湯の町に咲いた艶やかなオンパラの花
バンドのメンバーが、ホテルの玄関前に車を横付けにして、楽器を運び入れようとしたとき、
「あっ、オンパラですね」
と、ホテルマンに声をかけられたと言います。
「ビックリしちゃっよ。いきなり “オンパラ” だもの」
すると、もう一人のメンバーが、
「俺も 『オンパラの方ですね』 なんて言われちゃった」
「だいぶ、有名になったもんだね(笑)」
「オンパラ」 とは、群馬の温泉応援ソング 「GO!GO!温泉パラダイス」 のことです。
歌っているのは、オリジナルご当地ソング専門のローカルオヤジバンド 「じゅん&クァ・パラダイス」 であります。
もうかれこれ10年以上も前から県内のイベントや温泉地の祭りで歌っているため、業界(?) では通称 「オンパラ」 と呼ばれています。
この歌には、県内27温泉地名が織り込まれていて、入浴マナーの所作を取り込んだ踊りの振り付けがされています。
そのため、いつしか県内温泉地では、祭りや盆踊りの会場で踊られるようになりました。
その集大成が、先日、ヤマダグリーンドーム前橋で開催された 「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」 のレセプションで披露された 「群馬女将の会」 による大オンパラ踊りだったのです。
※(前回2019年5月15日のブログを参照)
で、一夜明けた一昨日のこと。
ふたたび、伊香保温泉のホテルで開催された某旅行会社関東支部連合会の懇親会会場に、余興として呼ばれました。
でも今度は、バンド編成であります。
そして踊りは、伊香保温泉の女将さんたちの集まり 「お香女(かめ)会」 のみなさんと旅館の若旦那衆。
さらに今回は、芸者さんとコンパニオンまでが加わったものだから、それはそれは大盛り上がりでした。
「演奏中、ずーと芸者のうなじばかり見ていたよ」
「俺は、コンパニオン」
とメンバーは、ステージ上で、鼻の下を伸ばしっぱなしでした。
いいですねー!
ボーカルの僕は、それどころではありませんでしたよ。
歌詞を間違えないように、踊りを間違えないようにと汗だくになって、ステージ狭しと飛び回っていたのですから!
ライブ終了後、打ち上げの酒宴の席で、メンバー全員と撮影したビデオを観賞しました。
「おお、やっぱ、芸者さんは色っぽいね~」
「いやいや、コンパニオンの娘も可愛いですよ~」
見つめる画面の中では、色とりどりの手ぬぐいが、歌に合わせて宙を舞っています。
ステージいっぱいに、艶やかなオンパラの花が満開であります。
Posted by 小暮 淳 at 13:22│Comments(0)
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