2019年10月06日
港のノンベー・ヨコハマ・ヨコスカ
♪ ちょっと前なら憶えているが 1年前だとチト判らねぇなぁ
白髪の長いノンベーだって ここには沢山いるからねェ
ワルイなぁ ほかをあたってくれよ
アンタ あのノンベーのなんなのさ! ♪
ということで、今年も行って来ました!
“12時間飲酒マラソン” という名のバス旅行へ。
年に1度の無礼講、フリーランスで生きる自分へのご褒美であります。
僕は10年以上前から、お世話になっている某社の社員旅行に参加しています。
子どもの頃から集団行動がニガテだった僕ですが、長年1人で仕事をしていると、たまには団体でバカ騒ぎする旅行が恋しくなるのです。
目的地なんて、どこでもいいのです。
ただただ飲み、ひたすら飲み、飲み続けることに意義があるのです。
早朝6時30分、集合場所の高崎駅東口を出発した大型バスは、一路、港町へ向かいます。
当然、僕はバスの最後部座席です。
社内屈指ののん兵衛が集められた “プレミアムシート” です。
「それでは今日一日、よろしくお願いしまーす」
「カンパーイ!」
まずは缶ビールを一気飲み。
「きーーーっ、たまりませんな」
「朝ビールは、うまいっすね」
誰もかれもが、このスタートホイッスルを待っていました。
「こっち、ビールね!」
「こっちは、チューハイください!」
2本目のお替わりを求める声が飛び交う中、社長のYさんが、おもむろに一升瓶を取り出しました。
「小暮さんは、こっちでしょう?」
「ですね、よく、お分かりで」
「何年、付き合っていると思ってるんですか!?」
「だったら、ご一緒に!」
と、コップに並々と注がれる銘酒・赤城山。
「いいですね。朝から辛口とは、たまらない。五臓六腑に染み渡ります」
一行は、横浜中華街に到着。
昼食までの1時間、自由行動となりました。
女性陣はショッピングへと出かけましたが、のん兵衛オヤジたちは、飲む以外にやることがありません。
「青島(ちんたお)ビールを飲みましょう!」
僕の発案で、オヤジたちは土産物屋でビールとつまみを買い込み、木陰を求めて近くの公園へ。
10月だというのに関東地方の気温は、すでに30℃を超えています。
「横浜の街に、カンパーイ!」
なつかしい味です。
僕は30年前に旅した中国での珍道中を思い出していました。
でも、あの時飲んだ青島ビールは、こんなにも冷えてはいませんでした。
「うまい!」
どこで何を飲んでも美味しいのであります。
「はい、カンパーイ!」
今度は、紹興酒です。
ツーンと鼻に抜ける香りと、ぬるめでいただく独特の味わい。
やっぱり中華料理には、紹興酒が合います。
午後は、ほろ酔い気分で横須賀へ行き、軍港クルーズに乗船。
海風に当たると、ノドが乾いてきました。
帰路のバスの中では、また振り出しにもどり、ビールからやり直し。
そして、高崎駅へ着く頃には、またまた日本酒に手を伸ばしていました。
「今日一日、お世話になりました」
「お疲れさまでした」
降車後は、三々五々と人々は駅の中へ消えて行きます。
「小暮さん、このあとのご予定は?」
と訊かれても、何もあるわけがありません。
「夕食代わりに、焼き鳥で一杯やりませんか?」
と言われれば、断るはずがありません。
時計を見れば、まだ午後の7時半です。
僕とY社長は、夜の繁華街へと歩き出しました。
♪ 港のノンベー ヨコハマ ヨコスカ&タカサキ ♪
Posted by 小暮 淳 at 11:53│Comments(0)
│酔眼日記