2020年02月01日
巡回展第2弾、本日より開催!
もちろん著者としては、うれしい限りなのですが、こうやって著書たちが著者の手を離れて、独自の展開をしていく様子を不思議な気持ちで眺めていました。
昨年夏、拙著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の出版1周年を記念して、戸田書店高崎店で開催された 「栗原俊文 表紙画展」。
イラストレーレーターの栗原氏による表紙の原画作製から装丁ができ上がるまでの詳細を事細かに解説したパネル展示です。
おかげさまで盛況に終わり、著書の販売も記録的な数字となりました。
ということで、この表紙画展が、戸田書店様と出版元のご厚意とご協力により、“巡回展” という形で県内の書店で順次開催されることになりました。
その第2弾として戸田書店前橋本店にて、本日より展示会が始まりました。
昨日、会場作りの現場に、著者として立ち会ってきました。
自分の本のことなのに、他人の手によりディスプレーされていく様子は見ていて、やはり不思議な感覚になります。
過去には、僕の本を一堂に集めた “フェア” なるものを開いてくれた書店がありました。
また特設会場を設けて、サイン会まで開いてくださいました。
著者としては、この上ない喜びであります。
でも今思えば、1回限りのイベントです。
そして、あくまでも主役は僕でした。
でも、表紙画展は違います。
主役は表紙画を描いた栗原氏であり、栗原氏の手により命を吹き込まれた妖怪や獣たちであります。
そして、その主役たちが県内の書店をまわり、僕の本を売ってくれているのです。
不思議でたまりません!
ただ分かったことが、1つだけあります。
著書とは、著者1人のものじゃないということです。
編集者やデザイナー、カメラマン、イラストレーター……
そして出版社や書店のたくさんの人たちの力により、やっと読者の元に届けられていることを、あらためて知りました。
そんな、たくさんの人たちの思いが込められた表紙画展です。
ぜひ、お立ち寄りください。
『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』
栗原俊文 表紙画展
●会期 2020年2月1日(土)~3月7日(土) 10:00~22:00
●会場 戸田書店 前橋本店 (群馬県前橋市西片貝町4-16-7)
●問合 ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
Posted by 小暮 淳 at 12:42│Comments(0)
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