2020年11月12日
はあ、おっぺしたん?
昔から僕は、「自分に甘い」 と言われます。
でも、だからといって他人に厳しいわけではありません。
自分に甘いだけです。
その理由の一つに、“ごほうび癖” があります。
頑張った自分に、すぐに、ごほうびを上げてしまう癖です。
たとえば、仕事。
「何日も缶詰めになって、頑張って長い原稿を書いたな。アンタはエライ! よし、ごほうびをやろう!」
ということになるわけです。
これだけ聞くと、それくらい、いいんじゃないの? と思われそうですが、僕の場合、その頻度が多いことが家族からは非難を浴びるようであります。
「その程度のことなら、みんな日常でやっていることです」
と、とがめられてしまいますが、僕にしてみれば、そのごほうび欲しさに頑張っているのです。
だから誰にナント言われようと、ごほうびは必ず上げるのです。
ということで、県外まで往復3時間もかけて、それも2回、合計4時間にわたる講演をしてきたのですから、当然このことは、“ごほうび” の対象となるわけであります。
そして、そのごほうびとは、相も変わらず一つ覚えの、ご存じ酒処 「H」 であります。
「お疲れさん。頑張ったよね」
とママに言ってほしくて、しかもママを独り占めしたくて、開店と同時に飛び込むのが常です。
でも、このコロナ禍であっても、Hファンは健在です。
5時を過ぎると、一人、また一人と常連たちが顔を出しはじめます。
ママとのラブラブデートも、はい、それま~で~よ ♪
7時を過ぎた頃、それまでは、それぞれに呑んでいたのですが、誰かが言った一言に、カウンター席の全員が共鳴してしまいました。
「えっ、それって上州弁なの~!?」
それからは、あれも、これもと、子どもの頃に使っていた上州弁がオンパレード。
「なから」(かなり)、「まっさか」(とっても) は、初級編です。
「あいひょう」(すれ違い)、「あんけらこんけら」(のろま)、「おこんじょ」(いじわる) あたりになると、地域性や個人差があり、「使っていた」 「知らない」 に分かれました。
たった一つ、全員一致で、「言った!」 「言った!」 と大爆笑になった方言がありました。
それは、「おっぺす」。
「おっぺす」 とは、SEXのこと。
これに、(もう) という意味の 「はあ」 を付けると、思春期の子供たちが得意になって使っていた常套句ができあがります。
「はあ、おっぺしたん?」
もう、その言葉がおかしくて、おかしくて、全員で腹を抱えて笑いました。
それも、みんな 「おっぺす」 とは無縁の60歳以上の男女ばかりです。
「いつ、おっぺしたん?」
「はあ、忘れたいのぉ」
「最後に、おっぺしたのは、いつだったかいのぉ」
呑んで、笑って、最高のごほうびをいただきました。
Posted by 小暮 淳 at 11:50│Comments(3)
│酔眼日記
この記事へのコメント
渋川方面です。
「おっぺす」は普通に使っていましたが
そういう意味じゃなかったですね。
単なる「押す」に近いものでした。
「押しこくる」ような感じですね。
「箱から出っちゃうからおっぺしといてくれ」ってな感じですかね。
小暮さんのおっぺすは、「押し倒す」あたりからきているのでしょうか?
それとも「おっぱいする」かな?
「おっぺす」は普通に使っていましたが
そういう意味じゃなかったですね。
単なる「押す」に近いものでした。
「押しこくる」ような感じですね。
「箱から出っちゃうからおっぺしといてくれ」ってな感じですかね。
小暮さんのおっぺすは、「押し倒す」あたりからきているのでしょうか?
それとも「おっぱいする」かな?
Posted by T課長 at 2020年11月12日 15:07
あ! 「押し込む」か!
Posted by T課長 at 2020年11月12日 15:11
T課長さんへ
語源は分かりませんが、たぶん、「押し倒す」 ではないでしょうか。
「押し込む」 は、ちょっと……(エロい)
語源は分かりませんが、たぶん、「押し倒す」 ではないでしょうか。
「押し込む」 は、ちょっと……(エロい)
Posted by 小暮 淳
at 2020年11月12日 22:24
