2022年02月26日
紀の国からの贈り物
依然、「過去占い」 を続けています。
過去占いとは、新聞に掲載されている 「きょうの運勢」 などの占い欄を、その日に読まず、あえて後日に読み、その的中率を楽しむという、僕独自の占い方法です。
※(当ブログの2021年12月11日 「過去占い」 参照)
一昨日、その前日の新聞を広げたら、こんな運勢が載っていました。
《福運舞い込む強運》
あれ、昨日、なんか良いことあったっけ?
この “あったっけ探し” が、過去占いの楽しみなんです。
えーと、えーと、イイ事、イイ事……
探したら、ありました!
強運? とまではいきませんが、ホッコリ心が温まる出来事がありました。
一本のショートメールが届きました。
その送信主は、なんと! 30年前にお世話になったコンビニのオーナーさんでした。
30年前といえば、僕が会社勤めを辞めて、フリーランスのライターになった直後です。
当然、すぐには収入が得られなかったため、当時、コンビニを経営していた知り合いを頼って、短期間でしたがアルバイトをさせていただきました。
その後、何度かコンビニに寄ったことがありますが、オーナーには会えたり会えなかったりで、やがて疎遠になっていました。
そのオーナーから突然、メールが届いたのです。
<お久しぶりです。紀伊国屋書店に寄ったら小暮さんの著書が集合陳列されていました。もちろん数冊買わせていただきました。すっかり大先生ですね。>
たった数行のショートメールです。
なのに読んだ途端、ウルウル、ウルウル……
ダメです、見る見るうちにケータイの画面が歪んでしまいました。
「ご無沙汰しています。その節は大変お世話になりました」
そう、心の中でつぶやくのが精一杯でした。
オーナーは、立ち寄った本屋で、偶然、僕の著書フェアを見かけたんですね。
そして、その著書フェアが、昔、自分の店で働いていた僕だと気づいたんですね。
ありがとうございます。
あの時の御恩は、いまだに忘れてはいません。
だって、あの時の僕がなかったら今の僕は存在しないのですから ……
こんな短い文章なのに、長い年月が走馬灯のように次から次へとよみがえって来ました。
もちろん、すぐに返信しました。
すると、またメールが返って来て、何度か行ったり来たりを繰り返すうちに、「だったら今度、吞みましょう」 ということになりました。
著書フェアが、人生の恩人との再会を引き合わせてくれた一日でした。
紀伊國屋書店に、感謝!
小暮 淳 著書フェア
同時開催 『民話と伝説の舞台』 栗原俊文 表紙画展
●会場/紀伊國屋書店前橋店
(けやきウォーク前橋1階 けやきコート側入口)
●会期/開催中~3月13日(日)
10:00~22:00
Posted by 小暮 淳 at 12:20│Comments(0)
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