2022年05月27日
同窓生って、いいもんだ!
「社に、こんなメールが届いていたよ」
そう言ってT君から、A4判のプリントを手渡されました。
彼は新聞記者。
そして僕の中学~高校時代の同級生です。
<お久しぶりです。今朝の新聞社会面での 「浦島伝説 紙芝居で」 の記事を拝見しました。>
メールはT君宛です。
今年1月に伊勢崎神社で開催された街頭紙芝居の記事です。
僕は、この紙芝居の原作を書いています。
記事では、オリジナル紙芝居の口演1周年を記念したイベントの様子を伝えています。
当日は、チンドン屋の演奏もあり、写真も大きくカラーで掲載されました。
<いいアングルで、色鮮やか、状況をよく説明している写真だったので、本文を読むことにしました。>
そう前置きがあり、この後、突然、僕のことが書かれていました。
<その中に、○中同窓生でライターの小暮淳氏が出てきたのでビックリ。小暮氏は温泉だけでなく、いろいろなところで活躍していることを知りました。>
そして文末に、差出人の名前が記載されていました。
<○中同窓生 H K (M町二丁目在住)>
H・K?
すぐには思い出せませんでしたが、T君が教えてくれました。
「ああ、あのH君か! でも同じクラスになったことなんてないよな」
「だから同窓生なんだよ」
僕らの出身中学は、前橋市内最大のマンモス学校でした。
一学年だけでも400人以上の生徒がいるのですから、クラス替えをしても同じクラスになる人はわずかで、ほとんどの人とは卒業まで口を利いたことがありません。
ただH君は生徒会活動に熱心だった子なので、記憶の中にあったのです。
「うれしいね」
「ああ、俺もメールをもらった時はビックリしたよ」
記事を書いたT君の署名があったので、H君は新聞社にメールを送ったようであります。
卒業して半世紀。
50年後に同窓生から、こんなメールをもらうとは驚きました。
そして、思いました。
“どこかで誰かが見ている”
「まだまだ、やれるかも!」
そう人知れず思った小さな出来事でした。
H君、ありがとう!
Posted by 小暮 淳 at 11:57│Comments(0)
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