2022年08月03日
赤兎馬まみれ
【塗(まみ)れ】
〖接尾〗名詞に付いて、全体にそのものがついている様を表す。まぶれ。「血─」 「泥─」
(広辞苑より)
この場合、「三昧(ざんまい)」 のほうが正しいのかもしれませんが、昨晩の僕は、確かに “まみれて” いたのです。
2ヶ月に1回、行われている 「弟子の会」。
「弟子の会」 とは、勝手に僕のことを “先生” とか “師匠” と呼ぶ人たちが集まって酒を酌み交わす、ただの呑み会です。
昨晩、県内外から4人の “弟子たち” が、いつもの居酒屋に集まりました。
《先生 おたんじょうび おめでとうございます》
丸い大きなケーキには、そう書かれています。
しかも、モンブランケーキです。
僕がモンブラン好きなことを、弟子たちはちゃんと知っていたのですね。
それにしても大きなケーキです。
こんな大きなモンブランケーキを見るのは、初めてです。
来週、僕は64回目の誕生日を迎えます。
ひと足早く、弟子たちが祝ってくれました。
「先生、隣の包みを開けてください」
「我々からのプレゼントです」
そう言えば、なにやら大きな包みが、僕の席の横に置いてあるのが気になっていました。
その形状から、なんとなく察することができます。
このサイズ、この重量感は、酒に間違いありません。
さてさて、どんな銘酒が飛び出すのでしょうか?
包装紙を開けてビックリ!
日本酒かと思いきや、中から現れたのは 「赤兎馬(せきとば)」 ではありませんか!
赤兎馬とは、鹿児島県の芋焼酎です。
日本酒好きの僕が、唯一ハマった焼酎ということで、たびたび、このブログでも、その “赤兎馬愛” について語ってきました。
が、僕が過去に呑んだことのある赤兎馬は、すべてボトルです。
かつて、“幻の芋焼酎” とまで呼ばれた赤兎馬です。
九州から東では、なかなか手に入らなかった酒であります。
それが最近では、コンビニでも入手可能な酒になりました。
ががが、がっーー!!!
一升瓶とは、驚きました。
群馬では、かなり入手困難だと思われます。
それを弟子たちは、僕のために探し当ててきたのですね。
涙、なみだ、ナミダ……
「これは重い! 持って帰るのが大変ですから、みなさんで軽くしてください」
と、弟子たちのみならず、同席した他の客人たちにも振舞いました。
「初めて飲みました」
「甘い香りなのに、辛口なんですね」
「口から鼻に抜ける芳醇な味わいがクセになります」
賛美の声に、酔える酔える盃が進む。
1杯が2杯、3、456……
「赤兎馬」 とは、三国志に登場する1日で千里を走るという名馬の名前です。
酔うほどに、まみれるほどに、宙を舞います。
そして、いつしか千里の道を走り出していました。
持つべきものは、弟子ですね。
ありがとうございます。
師匠は、幸せ者であります。
感謝!
Posted by 小暮 淳 at 12:00│Comments(2)
│酔眼日記
この記事へのコメント
小暮さん
赤兎馬をはじめ、入手困難だった焼酎がコンビニやドラッグストアで普通に買えるようになりましたね。
赤兎馬にも種類が色々ありまして、紫は群馬でも買えますが、水色、オレンジ、熟成酒、徳利などあります。
見かけることがあればいつかお持ちしますね(^^)
赤兎馬をはじめ、入手困難だった焼酎がコンビニやドラッグストアで普通に買えるようになりましたね。
赤兎馬にも種類が色々ありまして、紫は群馬でも買えますが、水色、オレンジ、熟成酒、徳利などあります。
見かけることがあればいつかお持ちしますね(^^)
Posted by こいk at 2022年08月06日 20:38
こいkさんへ
紫は、いただいて吞んだことがあります。
他は、未体験です。
ぜひ、未知との遭遇をしてみたいものです。
紫は、いただいて吞んだことがあります。
他は、未体験です。
ぜひ、未知との遭遇をしてみたいものです。
Posted by 小暮 淳
at 2022年08月07日 11:41
