2012年05月11日
30代に見る夢
友人のイラストレーター、飯塚裕子女史のブログを読んだら、「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督の講演会へ行って来たと書かれていました。
佐々木監督は、昭和33年(1958)生まれ。
僕と同じ年です。
同年というだけで、以前からすごく親しみを感じて、彼の監督としての采配に注目していました。
講演を聴いた女史は、一番心に残った言葉として、次のようにブログに記しています。
“目標を定めたら、あとはブレずに、ひたすら努力をする”
う~ん、やっぱり同世代ですなぁ~!
この 「ブレず」 という言葉は、僕ら世代のキーワードなんですね。
以前、僕も当ブログで、繰り返し、この 「ブレず」 という言葉を使ってきました。
(2011年4月3日「BUREZUに生きる」、2011年7月8日「ブレちゃった人生」 参照)
僕らの世代は、この言葉に、しがみ付いて生きて来たんです。
「夢が叶わないのは、いつしか目標がブレてしまうからだ!」
なーんてね。
好きな言葉は、“初志貫徹”
貫いてこそ、人生だと信じています。
スポコン世代なんでしょうかね。
(※「スポコン」=スポーツ根性の略)
でもね、最近、富に、この言葉の持つ意味の奥深さを痛感します。
やっぱり、夢は叶えるためにあるんじゃないのかなって。
それも、シビアに言うなら “大人になってから見た夢” については、絶対に叶えるべきだと!
10代や20代に見た夢なんて、どーでもいいんですよ。
どうせ、ガキや青二才が描いた絵空事ですから。
(もちろん、叶えた人は素晴らしい人です)
でも、30歳を過ぎてから見た夢は、やっぱり叶えるべきです。
いや、叶えることが、夢を見た自分への “責任” だと思うんですね。
30代といえば、立派な大人です。
世の中の仕組みも、人生の酸いも甘いも知っている年齢です。
家庭を持って、仕事も慣れて、少々現実にも疲れた大人です。
その大人が “見た夢” は、絶対に、その人が人生で一番欲しているモノに違いありませんって!
世界一の監督と、一介のライターの僕の人生を一緒にするのは、おこがましいことですが、でも彼の言葉に僕は、共有の価値観を感じたのは事実です。
“目標を定めたら、あとはブレずに、ひたすら努力する”
大人は、自分の見た夢に責任を取ること。
その大切さを教えてくれる言葉です。
Posted by 小暮 淳 at 18:42│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
「読者様」と言えるほどの者では、ありませんが…。
初めて小暮さんを知ったのが上毛新聞、Deli-Jの「源泉巡礼記」。普通は温泉の掲載写真って浴室の写真とか、きれいな女性が撮影対象じゃないですか!でも、小暮さんの入浴が写っていて。ある意味斬新!でひきつけられました。文章も臨場感たっぷりだし、温泉と掛け合わせた地域の歴史話が勉強になるな。…というのが最初の出会いです。
「ホテル湖城閣」!仕事をいただく側は立場が弱いとは思いますが、場所や立場をわきまえるのが大人ですよね。
私も多くの事を乗り越えて、将来「あの時は…」といえるようになります!
ですから、ブレることなく突き進みたい!って思ってますが、小さなハードルを越えてる最中、時々辛くなることも…。
そういう時は、小暮さんの本を見て、次回の温泉計画を立てながら思考をプラスにもっていきます。
初めて小暮さんを知ったのが上毛新聞、Deli-Jの「源泉巡礼記」。普通は温泉の掲載写真って浴室の写真とか、きれいな女性が撮影対象じゃないですか!でも、小暮さんの入浴が写っていて。ある意味斬新!でひきつけられました。文章も臨場感たっぷりだし、温泉と掛け合わせた地域の歴史話が勉強になるな。…というのが最初の出会いです。
「ホテル湖城閣」!仕事をいただく側は立場が弱いとは思いますが、場所や立場をわきまえるのが大人ですよね。
私も多くの事を乗り越えて、将来「あの時は…」といえるようになります!
ですから、ブレることなく突き進みたい!って思ってますが、小さなハードルを越えてる最中、時々辛くなることも…。
そういう時は、小暮さんの本を見て、次回の温泉計画を立てながら思考をプラスにもっていきます。
Posted by 繭りん at 2012年05月12日 10:38
繭りんさんへ
これはこれは、「源泉巡礼記」 からの読者様でしたか!
ありがとうございます。
僕が裸体をさらすようになったのも、あの連載からです。
最初は、賛否両論でした。
「オヤジの裸なんて見たくねぇ」 とか 「若い女性の入浴写真にしろ」 とかね。
でも僕が、一番伝えたかったのは、記事のドキュメント性だったんです。
そう、繭りんさんの言うところの “臨場感” です。
ですから、何を言われようと、あの時から必ず著者自身が入浴することにしたのです。
ちなみに、それ以前の雑誌連載では、無人の浴室写真のみの掲載です。
これはこれは、「源泉巡礼記」 からの読者様でしたか!
ありがとうございます。
僕が裸体をさらすようになったのも、あの連載からです。
最初は、賛否両論でした。
「オヤジの裸なんて見たくねぇ」 とか 「若い女性の入浴写真にしろ」 とかね。
でも僕が、一番伝えたかったのは、記事のドキュメント性だったんです。
そう、繭りんさんの言うところの “臨場感” です。
ですから、何を言われようと、あの時から必ず著者自身が入浴することにしたのです。
ちなみに、それ以前の雑誌連載では、無人の浴室写真のみの掲載です。
Posted by 小暮 at 2012年05月12日 19:43