2012年05月17日
43年ぶりの 「小暮くん!」
こんなことって、あるんですね。
先月、NHK総合テレビに出演したとき、たくさんの人から電話やメールをいただき、取材先で会う人からも声をかけていただきました。
また、このブログでも、思わぬ人(高校の同級生) から連絡があった話を紹介しました。
実は、またまた、思いも寄らぬ人から電話をいただいたのです。
今回は、高校時代なんて、もんじゃありませんよ。
僕が小学生の頃に、お世話になった人からです。
おととい、群馬テレビのニュース番組「ニュースジャスト6」に、コメンテーターとして生出演して家に帰ったときのことです。
夕食を済ませて、午後8時頃に仕事部屋へもどると、電話が鳴りました。
家の電話です。
ナンバーディスプレイの画面は、名前を表示しません。
初めて目にする番号です。
「もしもし、そちらは小暮淳さんのお宅でしょうか?」
かなり年配の婦人の声です。
しかも、上品でとても丁寧な口調でした。
「はい、そうですが・・・」
「たぶん私のことなんて、覚えてはいないでしょうが、実はわたくし、○○小学校で小暮淳くんの担任をしていた△△といいます」
えっ、ええええええええーーーーーーっ !!!!!!!
覚えているも、いないもありませんって。
僕の特技は、高校までの学年別担任教師の名前をフルネームで言えることなんですから!
しかも、△△先生といえば、小学校の4年と5年の担任だった、キレイな女の先生ですよ。
6年生のときは、もう先生は他の小学校へ行ってしまっていませんでしたから、もし、声の主が本当に本人ならば、なななんと! 43年ぶりの教師と生徒の再会であります。
「△△××子先生ですか !?」 と、半分信じられない気持ちで、問い返しました。
すると、声の主は、
「そうよ、私のことを覚えていてくれたのね。ありがとう、うれしいわ」
と、言うのですが、思えば、実はその逆のほうが驚くべきことです。
だって、教師は現役時代に、何千人という生徒と出会っているわけですよ。
それに対して、1人の生徒が生涯に出会う教師の数なんて、たかが知れています。
しかも、担任となれば、小学校~高校までに出会う人数なんて、10人足らずです。
当然、先生が僕のことを覚えていたことのほうが、奇跡ではないでしょうか!
しかも、どこで、どう調べたのか、現在の僕の住んでいる家に、こうして電話をかけてきている不思議・・・
「あ、あの……。先生どうして、僕のところへ……?」
すると先生は、電話をかけるまでのいきさつを話してくれました。
その日、夕方のニュース番組を見ていたら、温泉ライターが出ていて、コメントをしていた。
小暮淳・・・?
昔、昔の教え子に、「確か、同姓同名の男の子がいたなぁ」と思い、画面を良く見ると、その笑顔に当時の面影があった。
「この人は、絶対に私のかつての教え子の小暮くんだ!」と確信し、電話帳で名前を調べて、勇気をふるってかけたのだという。
「先生、よく僕だって、分かりましたね」
「だって、笑顔があの頃の小暮くんだもの」
先生は、43年前のことを、ついこの間のことのように話します。
「あと、どんな子がいたかね?」
「Hくんは、高校野球の監督となり、甲子園へ行きましたよ」
「ああ、印刷屋の子だったよね」
「Fさんは、中古車さんの社長婦人になっています」
「おうちが、お店をやっていた子ね」
と、先生の記憶の良さに、驚かされることしきりです。
先生は、いったい、おいくつになられたのでしょうか?
女性に歳を聞くのは失礼なので、やめましたが、当時が30代だったと思いますから・・・
うーん、70歳は充分に超えているはずです。
でも、お元気そうでなによりです。
そして、思わぬ声の再会に、感謝を申し上げます。
先生の 「小暮くん」 っていう言葉の響きが、とってもなつかしくて、うれしかったですよ。
先生! 本当に、本当に、ありがとうございました。
Posted by 小暮 淳 at 19:10│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
いいなー。僕なんて最後に小暮君と呼ばれたのは何時のことだろー。
何々君って、何か懐かしい響きだな。同級生の女の子か、担任の女の
先生だよ・・・何々君って呼ぶのはねー。
何々君って、何か懐かしい響きだな。同級生の女の子か、担任の女の
先生だよ・・・何々君って呼ぶのはねー。
Posted by 小暮茂 at 2012年05月18日 09:41
小暮茂さんへ
おっと、久々のフルネームで登場ですね。
そーなんですよ、○○君と呼ばれると、甘酸っぱい思い出が重なり、ゾクゾクってしますよね。
本当に、なつかしい体験でした。
おっと、久々のフルネームで登場ですね。
そーなんですよ、○○君と呼ばれると、甘酸っぱい思い出が重なり、ゾクゾクってしますよね。
本当に、なつかしい体験でした。
Posted by 小暮 at 2012年05月19日 00:32