2014年01月05日
賀状御礼
今年も、たくさんの年賀状が届きました。
年々増えているのが、やっぱり温泉関係からですね。
旅館やホテル、観光協会や温泉協会からは、毎年、ご丁寧に年賀状をいただいています。
1年に1回、年賀状だけの付き合いをしている人がいます。
高校の卒業以来、一度も会っていないけれど、なぜか年賀状だけはやりとりしている同級生。
かと思えば、旅先で会い、それから年賀状の交換だけをしている知人もいます。
一番古い人は、小学校の時に転校して行った女の子。
中学、高校時代と文通をしていましたが、その後は、年賀状のみで近況報告をするだけとなりました。
結婚をして、子どもを育てて・・・
気が付いたら、お互い50代半ばになっていました。
だから僕の頭の中では、彼女の顔は今でも小学生なんです。
不思議なものです。
もう2度と会うことはない人かもしれないのだけど、こうやって年に1度、1枚のハガキだけでつながっている縁もあるのですね。
今年、多かったコメントがあります。
「ブログ、読んでます」 と 「新聞のコラム、読んでます」
前者は、すべて県外の人でした。
便利な世の中になりましたね。
直接電話や手紙のやり取りをしなくても、ネットを介して、その人の情報を知ることができるのですから。
後者は、朝日新聞を購読している方なんでしょうね。
同級生やかつてお世話になった仕事関係の人たちです。
「ああ、僕のことを忘れずににいてくれているんだ」
と、とても嬉しい気持ちになります。
でも、必ずしも年賀状は、良い知らせばかりではありません。
今年は1枚だけ、とても心配な年賀状がありました。
その昔、東京のライブハウスで、ともに歌っていた古い音楽仲間からです。
毎年、奥さんとの連名の年賀状をいただくのですが、コメントはいつも本人が書いていました。
「今年こそは、会おう!」 とか 「また飲みましょう!」 ってね。
でも、今年の年賀状は、彼の汚い字ではなく、達筆なペン字で長々と書かれていました。
<昨年の1月に主人が脳出血で倒れ、12月まで入院生活を送っていました。なんとか、家族全員でお正月を迎えることができました。>
彼の奥さんからでした。
“なんとか” という言葉に救われましたが、逆に “なんとか” という言葉が重くのしかかってきます。
大丈夫なのだろうか?
症状が悪いのだろうか?
しばらく、ぼう然としながら年賀状を握り締めていました。
近々、電話を入れてみようと思います。
たかが1年、されど1年。
1年365日あれば、さまざまな出来事、出会いがあります。
今年は、どんな出来事、出会いがあるのでしょうか?
また1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
賀状御礼!
Posted by 小暮 淳 at 20:48│Comments(0)
│つれづれ