2014年08月31日
そこにもいる妖しいもの
僕には、“人生の師” と呼ぶ人がいます。
作家だったり、ミュージャンだったり、冒険家だったり……
若い時に影響を受けた、人生の先輩たちです。
一番身近な “人生の師” として、長年、お付き合いをさせていただいてる方に、前橋市在住の絵本作家、野村たかあき先生がいます。
野村先生は絵本作家でもありますが、そもそもは木版画や木彫を専門に制作する作家です。
僕が無職で、プラプラしている時に、ふらりと入った作品展で、先生とはお会いしました。
あれから27年・・・
「表現することの楽しさ」「自由に生きることの難しさ」「他人を喜ばせることの素晴らしさ」 などなど、先生からは数多くの導きをいただきました。
そして、何よりも僕を後押してくれている言葉があります。
“書いて書いて、書きまくれ!”
“作品は、その値段以上の価値がある”
そして、
“誰かが見ている”
です。
そんな先生が、昨日から前橋市内で個展を開催しているというので、ごあいさつがてら顔を出してきました。
『野村たかあき 妖怪画談』
「鬼」 の版画や彫刻で知られる先生ですが、このたび 『妖怪』(グラフィック社) という絵本を出版されたため、今年から妖怪をテーマにした版画や彫刻の展示会を県内外で開催しています。
「あれ、ジュンちゃん! 忙しいのに来てくれたの、悪いねぇ~」
と先生は、いつものように満面の笑みで出迎えてくれました。
ちょうど、新聞社の取材を受けている最中だったんですけどね。
「これで今日は3社目だよ」
と、言うそばから、ファンの婦人たち囲まれ、質問攻めにあっていました。
ギャラリーには約60点の版画と、十数点の木彫が展示されています。
波小僧? イクチ? 手長足長? 掻撫(かいなで)?・・・
見た事も聞いた事もない妖怪って、この世にたくさんいるんですね。
「大太郎法師」 って書いて、何て読むか知ってますか?
“ダイダラボッチ” ですって!
知りませんでした。
日本全国に残る怪力の巨人伝説です。
群馬では、“デーダラボッチ” なんて言いますけどね。
そんな怖くて、ちょっぴり可愛くて、色っぽい妖怪たちに、みなさんも会いに行ってみてくださいな!
<そこにもいる妖しいもの
憑き物・河童・鬼・天狗・山姥・幽霊・異人……。
太古の昔から、怪異や妖怪は確かに存在してきた。
世の中のいたるところに。
日本人の心の中に。
それからは今どこに行ったのだろう?
もしかしたら今も、あなたのすぐそばに、いるのかも知れない>
「パンフレットより」
『野村たかあき 妖怪画談』
●会 期 8月30日(土)~10月13日(月・祝) 11:00~19:00
●会 場 フリッツ・アートセンター/ギャラリー
前橋市敷島町240-41(敷島公園内)
●休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)
●入館料 無料
●問 合 フリッツ・アートセンター TEL.027-235-8989
Posted by 小暮 淳 at 10:58│Comments(2)
│ライブ・イベント
この記事へのコメント
野村たかあきさんの鬼さんたちに、妖怪さんたち、、、会ってみたいです。
Posted by お汁粉ちゃん at 2014年09月11日 15:53
お汁粉ちゃんへ
今回、野村先生の個展は、10月までのロングランです。
ぜひ、妖怪ワールドを体験してきてください。
絵本や関連グッズの販売もしていますよ!
今回、野村先生の個展は、10月までのロングランです。
ぜひ、妖怪ワールドを体験してきてください。
絵本や関連グッズの販売もしていますよ!
Posted by 小暮 淳
at 2014年09月12日 00:14
