2014年12月26日
あやしい表示② 同名タイトルなのに・・・
“群馬の源泉一軒宿”
突然、飛び込んできたタイトルに、一瞬、我が目を疑いました。
僕の著書と、同名のタイトルです。
しかも微妙に、平仮名が漢字に置き換えてある。
某情報誌のダイジェスト版として、無料配布されているフリーペーパーです。
それにしても、大胆不敵であります。
著者としては、目を通さないわけにはいきません。
「どれどれ……」
っとページをめくって、さらにビックリ!
特集扉には、タイトルの下に
<源泉自慢の一軒宿を大特集>
と書かれています。
なのに!
谷川温泉も赤城温泉も上牧温泉も湯宿温泉も掲載されているのです。
もしもし! 編集者のみなさん、「一軒宿」 の意味が分かっているのですか?
「一軒宿」 とは、1軒しか宿のない温泉地のことですぞ!
ところが、あやしい表示は、それだけではありません。
中には、“源泉を保有していない宿” まで掲載されています。
編集者のみなさーん、「源泉一軒宿」 の意味を誤解していませんかーー!
いわゆる 「スポイト温泉」 と呼ばれる、源泉から引き湯をせずに、ポリタンクにより温泉を運んで注ぎいれている宿まで掲載されているではありませんか!
※(温泉法上は “温泉” ですが、僕は “温泉” とは認めないため、自分の著書では掲載しません)
以上のこだわりを持って、取材・執筆した本が 『ぐんまの源泉一軒宿』 であり、源泉を守る “湯守” のいる宿のみを掲載しています。
同名タイトルを付けるからには、それなりの取材力をもって掲載してほしいものであります。
著者からのお願いです。
Posted by 小暮 淳 at 15:38│Comments(6)
│著書関連
この記事へのコメント
近頃、若干・温泉関係者な自分も、この雑誌を購入しました。
そしてこの前の質問にいたり、
一軒宿の基準が違うなと、違和感を感じていたわけでして…
もしかして、答えがうっすら呑めてきたのですが、ここまでにします。
そしてこの前の質問にいたり、
一軒宿の基準が違うなと、違和感を感じていたわけでして…
もしかして、答えがうっすら呑めてきたのですが、ここまでにします。
Posted by ぴー at 2014年12月27日 10:38
ぴーさんへ
これぞ、生きた勉強ですね。
僕の本に掲載されていない温泉宿には、次の3つの理由が考えられます。
①取材を拒否された。
②一軒宿ではない。
③源泉を保有していない。
これぞ、生きた勉強ですね。
僕の本に掲載されていない温泉宿には、次の3つの理由が考えられます。
①取材を拒否された。
②一軒宿ではない。
③源泉を保有していない。
Posted by 小暮 淳
at 2014年12月27日 11:46

県の資料で確認しました。
自分を恥じました。(昔から違和感があり)早くきずくべき案件でした。
見る目を正しくもって、気が付いたら追及していくことが、今年の課題です。
来年もご指導よろしくお願いいたします。
自分を恥じました。(昔から違和感があり)早くきずくべき案件でした。
見る目を正しくもって、気が付いたら追及していくことが、今年の課題です。
来年もご指導よろしくお願いいたします。
Posted by ぴー at 2014年12月28日 10:11
ぴーさんへ
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
Posted by 小暮 淳
at 2014年12月29日 00:22

このフリーペーパーを見たとき、(多分小暮先生の見たのと同じと思います)
しろーとの私でも???でした。
素敵な構成でしたから、一軒宿と信じた人はたくさんいると思います。
本当のことを知るのはとても困難であると実感しました。。。
しろーとの私でも???でした。
素敵な構成でしたから、一軒宿と信じた人はたくさんいると思います。
本当のことを知るのはとても困難であると実感しました。。。
Posted by ミルキー at 2015年04月23日 20:45
ミルキーさんへ
ですよね。
それが心配で、あえてブログに書きました。
真実とウソが、ごっちゃになっているのが、現在の情報社会です。
発信する側、受け取る側、どちらも賢くなければ正しい情報が伝わらないということです。
ですよね。
それが心配で、あえてブログに書きました。
真実とウソが、ごっちゃになっているのが、現在の情報社会です。
発信する側、受け取る側、どちらも賢くなければ正しい情報が伝わらないということです。
Posted by 小暮 淳
at 2015年04月24日 00:20
