2016年05月16日
アンチ上毛かるた
カルタといえば?
群馬県民ならば、迷わず 「上毛かるた」 と答えるでしょうね。
僕も10年前までは、そう答えていました。
でもね、野球ファンに “アンチ巨人” が存在するように、どんなジャンルにも “アンチな人たち” は、いるのです。
ある日ある時、積年の思いをつのらせたアンチな男たちが顔を会わせたとき、新たな歴史が生まれたのであります。
出会ってから2年後の2008年、僕らは 『新・ぐんまカルタ』(ぐんまカルタ制作実行委員会) を世に送り出しました。
※(制作の経緯は、当ブログの2010年12月18日 「3分の1は敵」 を参照)
あれから8年。
一昨晩、ぐんまカルタ制作実行委員会の年に一度の定期総会が開かれ、久々に戦友たちが顔を合わせました。
といっても、僕が最年少なんです。
他のメンバーは、ひと回り以上、ふた回り近く年上の方たちです。
「8人が5人になってしまいましたが、これからも生きている限り、総会を続けましょう。では、乾杯!」
平成27年度の収支決算報告の後、親睦会の開宴となりました。
8人が5人……。
はい、この8年の間に、3人の同志が旅立ってしまったのであります。
「このところ総会のたびに、人数が減ってしまうね。小暮君が一番若いんだから、後を頼んだよ」
と発起人で代表のI氏。
この日、I氏は術後ということで、ノンアルコールでの乾杯でした。
10年経ったということは、40代だった僕は50代になり、60代だった人は70代になっているということです。
月日とは残酷なようですが、万人に平等に訪れるものなのであります。
「80歳になったら、車の運転はやめようと思うんだ」
「もう、すぐじゃないの?」
「ああ、次の免許の書き換えはないよ」
先輩たちの会話を聞きながら、なにげに僕は20年後の自分を想像していたのです。
残った4人の先輩たち。
大丈夫ですよ!
10年後だって、20年後だって、こうやって集まって、カルタ制作の苦労話を何回でもしましょうよ!
※『新・ぐんまカルタ』 は、県内主要書店にて販売中です。問い合せは、ぐんまカルタ制作実行委員会 TEL.090-9387-5484 (池田) まで。
Posted by 小暮 淳 at 15:06│Comments(0)
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