2017年10月19日
法師温泉 「長寿館」⑧
古くは旧国鉄のフルムーンポスター、最近では映画 「テルマエ・ロマエ」 の舞台にもなった群馬の秘湯を代表する名旅館です。
法師温泉 「長寿館」(群馬県利根郡みなかみ町)。
群馬の温泉を語る上で、一度は行って欲しい温泉宿です。
僕も何度も行ってます。
う~ん、いったい何回、訪ねているのでしょうか?
数えたことがないので、正確な数字は分かりませんが、年に1~3回として、この30年間で何十回と訪ねているはずです。
久しぶりに昨日は、連載中の雑誌の取材で行ってきました。
あえて水曜日を選んだのは、日帰り入浴の定休日だから。
入浴シーンの撮影があるため、宿泊客がチェックアウトする10時を待って訪ねました。
「いつもいつも、ありがとうございます」
玄関で出迎えてくれたのは6代目主人の岡村興太郎さんと、弟で常務の国男さんでした。
「これはこれは、お2人揃ってのお出迎えだなんて、恐縮です」
まずは、お茶をいただきながら雑談を……
先月、開催したNPOのパネルディスカッションの話や、先日のみなかみ町長選挙の話など……
今さら、お2人に聞くことは、何もないんですけどね。
でも、取材は “現場百遍” です!
1回より2回、10回より100回。
見て、聞いて、書いた文章は、信憑性があります。
より読者の心を引き付けるに違いありません。
もちろん、今回も収穫がありました。
それは、源泉のはなし!
一般に情報公開されている法師温泉の源泉の数は、3本です。
足元湧出泉で知られる 「旭の湯」 と 「寿の湯」。
この2つは、約42度の硫酸塩温泉です。
それと、「官行の湯」 という温度の低い単純温泉の源泉があります。
これらの源泉は、浴槽別に使い分けられていています。
混浴で有名な 「法師乃湯」 の湯床から湧いているのは、「旭の湯」 です。
がーっ、今回はじめて知ったことですが、実は宿の周りには、この主源泉のほかにも無数に源泉が湧いてるのだということです。
ま、自然湧出泉ですからね、言われてみれば納得です。
1つの浴槽に対して、いくつもの名前もない源泉が、チョロチョロとしみ出してきて、湯舟を満たしているとのことでした。
う~ん、やっぱ温泉って、奥が深いですなぁ~!
そのことを知って湯に入るのと、知らないのでは、感じ方もありがたみも異なります。
温泉って、スゴイ!
ただただ、感動しながら湯に身を浸してまいりました。
Posted by 小暮 淳 at 14:22│Comments(0)
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