2018年10月19日
ちょっと、ひと休み
最近のブログを読んだ、友人・知人・読者の方々から、「元気がない」 「たそがれている」 と心配するメールや言葉をかけていただきました。
なんだか、心配をおかけしてしまったようで、申し訳ありません。
でも僕は、元気です!
ただね、ちょっぴり疲労感があるのです。
まだまだ燃え尽きてはいないのですが、かすかに脱力感を伴っています。
というのも、正直に言えば、50(歳代) の坂はきつかった!
今までにない急勾配で、背負っている荷物も大きくて……
まるで軽トラに鉄骨を積んで、山道をエンジン全開でふかしながら上っているようでした。
それが上りきると、途端に平坦な道になって、視界が一気に開けたのです。
「おお、こんな高いところまで、良くもまあ、上ってきたなぁ~」
ってね。
そしたら、なんだかドッと疲れが出てきて、「少しくらい休んでもいいかな」 っていう気になっちゃったのです。
前方には、緩やかな上り坂が続いています。
六十路であります。
ここらで少し休憩して、荷物を半分降ろして、これからは、ゆっくりと走ろうかと……
「あら、ジュンちゃん、大丈夫?」
馴染みの酒処Hのカウンターの席に座れば、すかさずママが声をかけてくれます。
「大丈夫だよ、ちょっと疲れただけ。ひと息ついたら、また走り出すから」
「人生、そんなことも、あらーね」
「だってオレたちには、定年も老後もないんだぜ。ここらで燃料を補給しなくっちゃ、次のステージに進めないよ」
と言えば、
「そのとーり! カンパ~イ!!」
と、隣の常連客が、グラスを差し出しました。
「ありがとう、乾杯!」
いい時も、悪い時も、嬉しい時も、悲しい時も、そして疲れた時だって、いつだって、ここに来れば、分かり合える仲間がいるのです。
店内を見渡せば、常連客は同世代。
リタイア組も現役組も、みんなみんな長い坂道を上る仲間たちです。
人生100年、まだまだ先は長いぞ!
Posted by 小暮 淳 at 11:27│Comments(0)
│酔眼日記