2019年09月10日
ボルボとサンダル
♪ 君はボルボを買ったんだってね
俺はサンダルを買ったのさ
道は水平線へと延びてゆき
空へと溶け込んでいったよ
俺がうらやましいのは君よりも
枝を広げる一本のケヤキさ
負け惜しみかもしれないけど ♪
( 「一匹のカニ」 より 詞:谷川俊太郎 by 小室等)
昨日、新車を買いました。
でもクルマではありません。
自転車です。
いったい何台目の “愛車” になるのでしょうか?
クルマ嫌いの僕は、若い頃から、急ぐ用事でないかぎり、ひたすら自転車を移動手段に利用してきました。
だもの、自転車の消費量は、人一倍多いと思います。
今回、手放した自転車も2年前に変え替えたものでした。
僕は、自他共に認める “パンク修理の達人” です。
自他の 「他」 とは、家族です。
3人の子どもたちの自転車は、パンクをするたびに僕が修理をしていました。
わずか15分で直す、その早業は、家族から一目置かれていたほどです。
でも、子どもたち全員がクルマを乗るようになってしまった今は、その達人の早業は、もっぱら自分の自転車のみに利用されています。
ただし、僕の腕前は、パンクの修理までです。
それ以上の故障となると、プロの力を借りるしかありません。
一昨日、家を出ようとしたら、突然、愛車が断末魔の叫びを上げました。
パン! シューーーーー!!!
ただのパンクの音ではありません。
降りて、後輪を見てみると、
「うわっ!」
タイヤが裂けて、中からチューブが飛び出ています。
ご臨終です。
ということで、仕事の合間に、サイクルショップへ飛び込みました。
自転車なんて、クルマ同様、動けばいいのです。
選ぶのに、ものの3分とかかりません。
「一番安いのどれ? じゃあ、これください」
と、色だけは選びましたが、形なんてこだわりません。
ただの移動手段なのですから、ママチャリで十分です。
でもね、やっぱり “新車” って、気持ちがいいですね。
スーイ、スーイ、スーイ
って、いつもの道をいつも以上の快適な走り心地で進みます。
これで、今年の秋は、上州路を走り抜けますぞ!
そういえば、今年の夏は、サンダルも買い替えました。
負け惜しみかもしれませんけど……。
Posted by 小暮 淳 at 10:20│Comments(0)
│つれづれ