2019年11月10日
天高く老若男女が集う秋
昨年、還暦を迎えたのを境に、僕は生き方を変えました。
それまでは唯我独尊を貫き、他人の意見や指示、提案には、ほとんど耳を傾けてきませんでした。
でも還暦を機に、いさぎよく他人の評価を受け入れることにしたのです。
似合わないことでも、柄じゃないことでも、他人が、そう評価したのなら甘んじて受けることにしました。
題して、“来るものは拒まず精神” です。
今日の関東地方は、朝から抜けるような青空が広がり、絶好のイベント日和となりました。
僕が暮らす前橋市南部の地区では、公民館と小学校の体育館を会場に文化祭が開催されました。
その文化祭の1部門である交流会 「カラオケとダンスの集い」 の司会を、僕がおおせつかることになりました。
※(いきさつは、当ブログの2019年10月10日 「60年の評価」 を参照)
カラオケとダンスですよ!
しかも、カラオケといっても、すべて演歌です。
ダンスといっても、社交ダンスにフォークダンス、フラダンス、ルンバ、それと、だんべえ踊り (前橋まつりで踊られる前橋市のオリジナル踊り) です。
そうなんです、すべて出場者は、シニア世代なのであります。
それでも、このブログのタイトルに 「老若男女」 と付けたのは、市の職員や運営スタッフが若い人たちだからです。
でも出場者の年齢層の高さは、ハンパありません。
半数以上は70代ですが、80歳以上の女性たちがド派手な衣装で、飛んだり跳ねたり舞ったりしているのです。
つくづく、この国は高齢化社会が進んでいて、元気なお年寄りが大勢いるのだと実感しました。
それでも市の職員によれば、「出場者が年々減っている」 のだといいます。
サークルが高齢化により解散してしまうためのようですが、どうも理由は、それだけではないようです。
「シニア世代の公民館離れ」 があるようです。
これにより、次世代 (60代~) の入会者が、年々減少しているのです。
これは、ゲートボールやグランドゴルフなどのスポーツも同様のようです。
歳を取ったら公民館に集まり、サークルに入るという生き方自体が、時代遅れなのかもしれませんね。
シニア予備軍の僕ら世代から見たら、ゲートボールもカラオケもフォークダンスも 「ノー・サンキュー」 であります。
それより、気の会う仲間と趣味を共有したり、自分の好きなこと、やりたいことのために時間を使いたいと思ってしまいます。
そこで、提案します。
カラオケの代わりに、軽音楽部を作り、フォークやロックのバンドを結成してみては?
フォークダンスの代わりに、ジャズダンスやヒップホップを!
ゲートボールの代わりに、スケートボードやスノーボードを!
今日は司会をしていて、そんなことを考えていました。
人生100年時代、まだまだ 「シニア」 なんて呼ばれたくありませんって!
Posted by 小暮 淳 at 19:10│Comments(0)
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