2019年12月08日
B・J & Y
毎週、日曜日の朝を楽しみにしています。
現在、新聞の朝刊を2紙、購読しています。
販売店のサービスのようで、日曜日になると 「新聞でよみがえる不朽の名作マンガ」(スポーツニッポン新聞社) というタブロイド盤の週刊マンガが、一緒に折り込まれてきます。
過去には 『課長 島耕作』 や 『キャプテン』 などが入ってきました。
ふだんはマンガなど一切読まない僕ですが、新聞形式となると、ついつい読み出し、続きが気になり、愛読してしまいます。
あくまでも、ついでの付録のようなもので、「とりあえず読む」 にとどまり、それがメインで夢中になって読むことはありませんでした。
ところが!
な、な、なくと、先月から手塚治虫の 『ブラック・ジャック』 の連載がスタートしました。
『ブラック・ジャック』 といえば、マンガ少年ではなかった僕にとっては、数少ないコンプリート作品です。
今でも書庫には、蔵書として全巻揃っています。
なので、読もうと思えばいつでも読めるのですが、なかなか現在の日常の中では、そんな時間は訪れません。
そんなときに突然、飛び込んで来た週刊の 『ブラック・ブラック』 です。
日曜日の朝は、真っ先にページをめくるようになりました。
今日の週刊3号の第1話は、「ピノコ再び」。
名医、ブラック・ジャックの手により、畸形嚢腫(きけいのうしゅ) として生まれ、バラバラだった肉体が復元されて誕生したピノコの、おてんば話です。
なつかしさから、夢中になって読みました。
『ブラック・ジャック』 の連載が、週刊少年チャンピオンで始まったのは昭和48(1973)年でした。
僕は中学3年生です。
当時、小学校~中学校が一緒で、仲の良かった同級生にY君がいました。
彼とは、マンガの貸し借りをしたり、また互いにマンガを描いて遊んだ幼なじみでした。
そんな彼と学校の帰り道、将来の夢について語り合ったことがありました。
「オレさ、ブラック・ジャックのような医者になりたいんだ」
と言った言葉を、今でも鮮明に覚えています。
もちろん、法外な報酬を要求する無免許医師になりたいということではありません。
貧富の差に関係なく、困っている人を助ける医者になりたい、とのことでした。
あれから月日は流れて数十年……
50代になったY君と何年か前に、クラス会で再会しました。
僕の開口一番は、「今、何してる?」 でした。
当然、期待していた返事は 「医者」 でした。
でも、違いました。
もらった名刺には、某国立大学の研究室名が書かれていました。
「難しそうな研究だね?」
「ガンだよ」
「すごいじゃないか! やっぱり、ブラック・ジャックになったんだ!」
「いや、医者にはならなかった。ただの研究者だよ」
後で知ったことですが、その部位のガン研究では、かなりの権威だということです。
初志貫徹!
ブレずに生きている彼を、僕は同級生として誇りに思っています。
そして、毎週日曜日になると、彼のことを思い浮かべています。
元気かい? Y君
次回のクラス会で会えるのを楽しみにしています。
Posted by 小暮 淳 at 12:19│Comments(0)
│つれづれ
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
|
|
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。