2020年09月18日
多国籍事件簿
バングラデシュ国籍男……逮捕 (強制わいせつ)
ペルー人……無期懲役 (強盗殺人)
パキスタン国籍男……逮捕 (県迷惑防止条例違反)
ベトナム国籍男……逮捕 (強盗殺人)
ベトナム国籍男……再逮捕 (大麻取締法違反)
一昨日の地元新聞の社会面。
見開き2ページに、5つの事件と5人の逮捕者の名前が、別々の記事で掲載されていました。
ここは日本? しかも群馬?
一瞬、目を疑ったほどでした。
いつから、こんな片田舎が、こんなにも多国籍化したのでしょうか?
国際化することは良い事ですが、もしかしたら、まだ僕らは、その急増ぶりに意識が追い付いていないのかもしれません。
僕が子どもの頃 (50年ほど前) は、住んでいる街の中で外国人を見ることは、とても稀でした。
たまに見かけても、その人は、たぶん英語の教師かキリスト教の宣教者くらいなもの。
決まって、西洋人でした。
あれから半世紀……
地方の街もにも国際化の波が訪れています。
コンビニへ行けば、流暢な日本語で応対してくれる外国人のなんて多いことか。
そして、肌の色も様々です。
最近は、胸につけている名札を読むのが楽しみにさえなりました。
「グエンさん? お国はベトナムですか?」
「はい、そうです」
なーんてね。
遠路はるばるアジアの片隅の小さな国の、さらに内陸の田舎町で働く、彼ら彼女らを見るにつけ、「頑張ってますね。日本を嫌いにならないでね」 という思いから、ついつい話しかけてしまいます。
いつか母国へ帰った時、日本という国、群馬という県、前橋という街で暮らしたことが、楽しかった思い出として語られることを願っています。
なのに……
新聞記事は、真逆を伝えています。
異国の地で、犯罪に手を染めてしまった彼らは、この国で、どんな心の闇を抱えてしまったのでしょうか?
まわりに相談できる日本人は、いなかったのでしょうか?
ただただ、残念でなりません。
このコロナ禍で、母国へ帰れず、やむなく日本に留まり、もしかしたら仕事も失っていたのかもしれません。
それでも彼らは、この国を選んでくれたのです。
誰か、誰か、誰か……
一生懸命に日本語を話そうとする彼らの力に、なってあげてください。
Posted by 小暮 淳 at 13:30│Comments(0)
│つれづれ