2020年11月27日
秋眠 暁を覚えず
これは 「なぞなぞ」 です。
0 → 4 → 2 → 3 → 0
この推移する数字に付く助数詞は、何でしょうか?
答えは、「本」 です。
これは、人間の一生の歩行状態を表しています。
生まれてしばらくは歩けません。
やがて、ハイハイをします。
そして人生の大半は、2本足で歩きます。
晩年、杖の世話になる人もいます。
やがて動けなくなり、また赤ん坊のように寝た状態になります。
ちょっと、ブラックな 「なぞなぞ」 でしたかね。
さて、なんで、そんな話から始めたのかといえば、最近の僕は、自分でも自分の日常の変化に戸惑っているからです。
「3」 を飛び越えて、いきなり 「0」 に近づいているのではないか……
と、心配になるくらい、よく眠ります。
そもそも以前から8時間睡眠を心がけている健康志向の持ち主ではあるのですが、近ごろは、それでも眠りが足りません。
毎日平均9~10時間は眠らないと起きられません。
さらに、昼食後には仮眠をとる始末です。
「眠り姫」 ならぬ、「眠り爺」 であります。
このことを同居する次女に話したら、
「そのうち、そのまま起きてこないんじゃないの」
と一笑に付されてしまいました。
でも、この言葉、思えば僕が、ずーっとオヤジに死ぬまで言い続けていた言葉なんですね。
「じいさん、『寝る子は育つ』 っていうけど、『寝る爺は旅立つ』 ぞ!」
って。
そうなんです、亡くなる前のオヤジは、食事とトイレに起きる以外は、ずーーーーーーっと眠り続けていたんです。
そして言葉通り、そのまま眠るようにあの世へ旅立って逝きました。
僕の場合、まだまだお迎えは来ないと思いますが、一抹の不安はあります。
もし、このまま起きなかったらどうしょう……と。
ま、原因は分かっているんですけどね。
たぶん、暇なだけだと思います。
予定がある日は、何時でも起きられるのですから。
秋眠 暁を覚えず
Posted by 小暮 淳 at 11:14│Comments(0)
│つれづれ