2021年01月07日
自粛+不安=少子化
「来年の出生率は、上がるかね?」
とは、昨年の夏に、行きつけの居酒屋で発した僕の言葉です。
これに対して、隣のカウンター席にいた常連客は、
「下がるでしょう! 濃厚接触しないと子どもは作れませんからね(笑)」
「いや、逆に、やることがなくて、子作りに励むんじゃないの!」
と反論した僕でしたが、結果は、常連客に軍配が上がったようであります。
先日、全国の自治体が受理した昨年の1月~10月の妊娠届の件数が発表されました。
これによると、前年同期比5・1%減という激減ぶりだったといいます。
今年の出生数は、過去最低の80万人を割るという推定が出ています。
初めて90万人を割ったのは一昨年で、推定通りなら、わずか2年で80万人を割ることになます。
この数字は、少子化予測を約10年も前倒しする数字だそうです。
やっぱり、コロナ禍の “濃厚接触” を恐れたことが要因なのでしょうか?
識者の見解は、少し異なるようです。
一番の要因は、「コロナ禍による将来の不安」 を挙げています。
精神的な不安定さが、子作りにもストップをかけてしまったようです。
実は、コロナ禍の不安は、妊娠・出産以前の男女の出会いにも影響が出ているといいます。
それは、“巣ごもり生活による出会いの機会の減少” です。
これにより、婚姻数も著しく減少しています。
結婚するも妊娠するも出産するも、個人の自由ですが、そもそも人と人とが出会えないのでは、それら自由の選択も生まれません。
リモートによる在宅や時差出勤では、なかなか、ときめくような恋とは出合えませんものね。
すべてにおいて受難の年の幕開けとなりました。
負けるな! 若人たちよ!
Posted by 小暮 淳 at 12:08│Comments(0)
│つれづれ
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