2021年09月05日
怒りの沸点
<麻痺してきて、どんなに醜い事件をニュースで知っても、なんにも感じなくなってしまいました。防衛本能かもしれないけど>
親しい友人からのメールに、ハッとさせられました。
そして、脳裏に浮かんだのは、最近起きた2つの事件でした。
【硫酸事件】
東京の地下鉄構内で、若い男性が顔に硫酸をかけられ重傷を負った事件です。
容疑者の男と被害者は、大学の先輩後輩の関係。
過去にタメ口をされた、夜中に 「家に泊まらせてくれ」 というLINEを送ったら断られ、ブロックされた……
どうも、そんな些細なことが犯行の動機のようですが、だとしたらあまりにも浅はかな理由です。
自分勝手な動機です。
【高3女子遺体遺棄事件】
ツイッターで知り合った女子高生を、夫婦で呼び出し殺害し、遺体を山中の物置小屋に遺棄したという、なんともおぞましい事件です。
女子高生と知り合ったのは夫であり、それに嫉妬した妻の言いなりとなり、2人で殺害。
その殺害方法が常軌を逸しています。
ロープで首を絞めた上に、ナイフでめった刺しというのですから、普通の人間ができることではありません。
2つの事件に共通しているのは、動機の軽さです。
「その程度の理由で?」 と誰もが思ってしまうことが、容疑者たちには 「殺したいほど憎い」 ことのようです。
異常に “怒りの沸点” が低いのです。
一概には言えませんが、背景には “便利になった世の中” も無関係ではないような気がします。
「便利」=「思い通りになる」 に慣れてしまい、「思い通りにならないこと」 への心の処理の仕方が分からなくなってしまっているのではないでしょうか?
世の中、そうそう自分の思い通りなんてなりませんって!
「運がない」 とか 「自分の努力が足りないからだ」 とか、諦められるからこそ、人生は次に駒を進められるのではないでしょうか?
それにしても “醜い事件” が多過ぎます。
友人の “防衛本能” という言葉が、重く心に響きます。
Posted by 小暮 淳 at 11:44│Comments(0)
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