2022年03月21日
民話と紙芝居の街に
「『竜宮』 という地名の由来を、今日初めて知りました。ありがとうございました」
上演後、小さなお子さんを連れた若いお母さんに、そう言っていただきました。
僕らは毎月一回、伊勢崎神社で街頭紙芝居を行っています。
僕らとは、この口演の主催者で 「壽ちんどん宣伝社」 の座長・石原之壽(いしはらのことぶき)氏と、画家でイラストレーターの須賀りす氏、と僕の3人です。
1年前から地元・伊勢崎市の民話や伝説をもとにした創作紙芝居を作って、披露しています。
「竜宮」 という地名も、伊勢崎市の宮子町にあります。
交差点名は 「竜宮」、近くの広瀬川に架かる橋は 「竜宮橋」。
そして、その橋のたもとには 「龍神宮」 が祀られています。
この神社には、その昔、竜宮城へ行ったとされる男の話が伝わります。
その話をもとに制作した紙芝居が 『いせさき宮子の浦島太郎』 です。
●文/小暮 淳
●画/須賀りす
●演/石原之壽
この上演を通じて、地元に暮らしている人たちでも知らない民話や伝説があることを知りました。
「さらに、この活動を続けて、伊勢崎市を民話と紙芝居の街にしよう!」
と、僕らは上演のみならず、紙芝居の制作も続けています。
昨日は、創作紙芝居の新作会議日でした。
みなさんは、伊勢崎市の北 (旧赤堀町) に 「赤堀花しょうぶ園」 という公園があるのをご存じですか?
毎年6月になると、約30種、約2万5千株の花しょうぶの花が咲き乱れ、「花しょうぶ園まつり」 が開催されています。
でも、この公園、国の指定史跡だって知っていましたか?
その名は、「女堀(おんなぼり)」。
なぜ、そう呼ばれるようになったのでしょうか?
そこには、あるお姫様とともに戦った大勢の女たちの伝説があったのです。
新作紙芝居、近日公開!
乞う、ご期待!
Posted by 小暮 淳 at 10:07│Comments(0)
│神社かみしばい