2023年01月23日
うわさの同級生コンビ
今年も始まりました!
毎月恒例の 「神社かみしばい」。
昨日、伊勢崎神社にて、令和5年の幕開けを告げる新春スペシャル口演が開催されました。
新春を飾るにふさわしく、おめでたい獅子頭が笛の音に合わせて、華麗に舞い踊りました。
ご来社された方々には、お慶びと御礼を申し上げます。
この 「神社かみしばい」 も3年目に入りました。
さっかけは、興行主の石原之壽(いしはらのことぶき)君に、民話紙芝居の創作を依頼されたことでした。
石原君と僕は、高校の同級生です。
ということで、2年前の第1回口演の時から、地元では、ちょっとした “うわさ” になっていました。
「あのジュンとダルマ (石原君の当時のあだ名) が、なんだか面白そうなことを始めたぞ!」
フェイスブック等でつながっている同級生の間で、情報が駆けめぐったといいます。
高校を卒業してから45年が過ぎています。
ほとんどの同級生が、卒業以来、会ったことがありません。
そんな彼ら (男子校でした) が、“うわさ” を聞きつけて、会場にやって来るようになりました。
この2年間で、その数は10人以上になります。
「ジュン、久しぶり!」
と声をかけられても、すぐには誰だか分かりません。
しかもコロナ禍で、マスクを着用しています。
「俺だよ、俺!」
と、マスクを取った顔の中に、面影を探します。
「おおおおおーーー!」
と、感動の再会を何度となくしてきました。
「ジュンもダルマも、変わらねーな」
「そんなことはないだろう? 俺は白髪で、ダルマは坊主だぜ!」
「外見じゃ、ねーよ! やっていることがさ」
ごもっともで……
思い返せば、予せん会などの学校行事で、ステージに上がっていたのは、やっぱり僕と石原君でした。
そんな旧友同士が、45年ぶりにタッグを組んだのです。
であれば、音信不通だった同級生たちだって、物珍しさにやって来ます。
昨日は、I 君が顔を出しました。
彼と僕は、高校の3年間、同じクラスでした。
2年前に、真っ先に駆けつけてくれた同級生の一人です。
「ジュン、相変わらず、ご活躍だね」
「えっ、何が?」
「S (同級生) からメールが届いたぜ」
と差し出したスマホには、僕が高崎のフリーペーパーに連載している記事が写っていました。
「Sは高崎市に住んでるの?」
「ああ、ジュンに会いたいってさ。今度、連れてくるよ」
そう言って I 君は、会場で販売している僕の本を手に取りました。
「今日は、これを買っていくよ」
彼は、来るたびに、必ず僕の本を買っていってくれるのです。
「また、同級生に自慢するんだ」
I 君は、うれしそうに帰っていきました。
アクションを起こせば、誰かが見ていてくれます。
その誰かが、また誰かを連れ来てくれます。
時には、大きな時間の流れを超えて、懐かしい人たちがやって来てくれます。
雨にも風にも日照りにも負けず、今年も一年間頑張り通したいと思います。
よろしくお願いいたします。
※次回2月口演は2月19日(日)。新作紙芝居の初上演となります。
Posted by 小暮 淳 at 11:17│Comments(0)
│神社かみしばい