2023年05月08日
ギンちゃん、登場!
「ギンちゃん」 は、エンペラーペンギン (皇帝ペンギン) の子どもです。
エンペラーペンギンは、もっとも大型のペンギンで、成鳥になると立った姿勢は約1メートルにもなるそうです。
でも子どもの時は、全身がほぼ灰色で、成鳥ほど色彩が鮮やかではありません。
僕は昔、友人のイラストレーターと共に、そんなペンギンの子どもを主人公にした絵本を作りました。
姿かたちが大人のペンギンとは違うギンちゃんが、さまざまな動物に出合い、「自分は誰なのか?」 を問う “自分探し” の旅に出るお話です。
時は流れ、20数年の時を経て、この絵本が紙芝居として生まれ変わりました。
『ぼく、だーれ?』
さく/こぐれ じゅん
え/いいづか ゆうこ
昨日、毎月恒例の 「神社かみしばい」 が、伊勢崎市の伊勢崎神社にて開催されました。
あいにくの雨でしたが、それでも大勢の人たちが足を運んでくださいました。
「ぼく、だーれ?」
紙芝居の表紙には、なにやら奇妙な生き物のシルエットが描かれています。
「これ、なんだろうね?」
演者の問いかけに、子どもたちは頭をひねります。
「なんだろう? お化けかな?」
子どもたちは、考えています。
でも、表紙がめくられた瞬間、一斉に声を挙げました。
「ペンギ~ン!」
すると、演者が問いかけます。
「えっ、この子、ペンギンなの? へんな形しているね。本当にペンギンなのかな?」
「ペンギンだよ」
子どもの声に、演者は応えます。
「ペンギンかもしれないね。でもね、この子は、まだ自分が誰だか知らないんだよ」
そう言って、次の1枚をめくります。
次々と出合う動物たち。
ギンちゃんは、自分と動物たちの特徴を比べては、「ちがう」 をくりかえします。
さて、ギンちゃんは、自分の正体に気づくのでしょうか?
それは紙芝居を見てのお楽しみ!
※次回 「神社かみしばい」 は6月10日・11日に開催します。
Posted by 小暮 淳 at 10:35│Comments(0)
│神社かみしばい