2023年06月23日
フランス人によるフランス人のための日本酒
昨日に引き続き、「ぐんまの地酒大使」 からのお知らせです。
またまた朗報が飛び込んできました!
今月、フランスで開催された 「Kura Master (クラ マスター)」。
食文化に造詣が深いフランス人によるフランス人のためのフランスの地で開催される日本酒のコンクールです。
このコンクールで、島岡酒造 (太田市) の 「群馬泉 山廃 純米」 が、酒母を昔ながらの手法で造る 「クラシック酛(もと)部門」 で最高位のプラチナ賞を受賞しました。
“酛” とは酒母のことで、この自然の力を活用した昔ながらの日本酒の作り方のことを 「生酛造り」 といいます。
江戸時代が主流で、明治の中頃まで杜氏の五感によって造られていた醸造法です。
さらに受賞した銘柄は、“山廃” であります。
山廃とは、生酛造りの中の “山卸(やまおろし)” という米をあらかじめ潰す作業を、あえて廃止した酒造のことです。
なんだか専門過ぎて、よくわからないと思いますが、まあ、それだけ手間をかけて造られたクラシカルな酒ということです。
そんな群馬の酒が、フランス人によるフランス人のための日本酒として、最高賞に選ばれたのですから、これは素晴らしいことであり、群馬県民の誇りであります。
コンクールの日本酒部門には、純米酒、純米大吟醸酒、サケスパーリング、クラシック酛、古酒の5部門があり、340蔵、1,090点が応募。プラチナ117点、金賞242点が選ばれました。
審査員はフランス人を中心に一流ホテルやレストランのソムリエ、料理学校関係者が務めています。
群馬県内の金賞受賞酒は、次の4銘柄です。
<純米酒部門>
永井酒造 「MIZUBASHO Artist Series Dessert Sake」 (川場村)
<純米大吟醸酒部門>
永井酒造 「谷川岳 純米大吟醸」 (川場村)
龍神酒造 「尾瀬の雪どけ純米大吟醸生詰」 (館林市)
<クラシック酛部門>
島岡酒造 「群馬泉 超特選 純米」 (太田市)
うまい酒なら群馬の地酒!
これからも群馬の地酒を、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 12:18│Comments(0)
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