2024年10月26日
失われた8時間
スマホを持たない僕には、計り知れないのですが……
先日、テレビで若者への街頭インタビューを見ました。
「あなたは1日にどのくらいスマホを見ますか?」
という問いに、
みんな言葉では 「2時間」 とか 「3時間くらい」 とか答えていたんですけどね。
実際は?
なんでも、スマホには、どのくらい閲覧していたか分かる機能があるんですってね。
それをチャックすると、なんと! インタビューを受けていた若者のほとんどが、7時間超えでした。
なかには8時間以上の人も何人かいました。
8時間って、1日の3分の1ですよ!
寝ているときと、仕事をしているとき以外は、ズ―――――ッとスマホを見ていることになります。
まあ、学生もいたので、彼ら彼女らには、有り余るほどの時間があるのでしょうが、それにしても驚きました。
気になったので、調べてみました。
さる調査機関によれば、日本人のスマホの閲覧時間は全体では1時間18分だそうです。
ところが20~40代と年齢を限定すると、なんと3時間以上が過半数を占めます。
さらに5時間以上が20%もいるというのですから、驚きです。
ちなみに、1日に2時間以上見ている人は 「スマホ認知症」、5時間以上の人を 「スマホ依存症」 というらしいです。
まあ、スマホも文明の利器の一つですから、現代人が夢中になるのは仕方がないことです。
さらに便利だけではなく、娯楽性、中毒性が高い機器ですからね。
僕にも身に覚えがあります。
カラーテレビです。
我が家にカラーテレビが来たのは、小学5年生の時でした。
やっぱり親からは 「テレビばかり観ていると、バカになる」 と散々言われましたもの。
黒電話の時もそうでした。
友だちと長電話をしていると、「いつまで話してるんだ!」 とオヤジに怒鳴られました。
きっと今でも子どもたちは、同じようなことを言われているんでしょうね。
「スマホばかり見ていると目が悪くなるよ」 とか 「いい加減にしなさい!」 って。
で、僕はハッとしました。
カラーテレビの時もそうでしたが、テレビを観ていた時間だけ、別の何かの時間が失われていたわけです。
勉強とか読書とか、睡眠とか……
現代人は、何を失ってまでスマホに夢中になっているのでしょうか?
失われた8時間が、とっても気になるのであります。
Posted by 小暮 淳 at 11:31│Comments(0)
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