2010年06月03日
つげ義春と湯宿温泉
「家並みの裏手にもう一本旧三国街道が平行しており、そこが温泉だという。行ってみると車も通れない細い道が一本あり、やはり家が並んでいるだけで温泉らしさがない。」(つげ義春『上州湯宿温泉の旅』より)
湯宿(ゆじゅく)温泉を語る上で、どうしても触れなくてはならない人物がいます。劇画家のつげ義春です。
昭和40年代に漫画誌『ガロ』に発表された「ゲンセンカン主人」は、実に衝撃的でした。
10代の頃、むさぼるように読み倒した、つげ作品。「ねじ式」や「赤い花」は、当時の若者のバイブルだったのです。
時は流れて、県内の温泉に興味をもって巡るようになり、湯宿温泉で出会った事実。「ゲンセンカン主人」の舞台だったのです。
つげファンには、とうに周知のことだったようですが、温泉から入ってつげに出会うというストーリー展開に、自分一人で感動していたのです。
そして湯宿温泉を訪ねるたびに、明かされるつげ義春秘話の数々……。
「あの駄菓子屋は、あのまんまだったよ」
「主人が女将とエッチする部屋は、昔の○○屋さんの一室だ。子供の頃、あの部屋で遊んだもの」
等々、旅館の主人たちから語られるゲンセンカン話に、少年のように心をときめかしたものです。
ところが、まだまだあったのです。
今回の取材で明かされた新たなつげ義春秘話が!
なななんと、あの「ねじ式」の蒸気機関車が路地を撃走するシーンも、湯宿温泉が舞台だったのです。
その事実を知っただけで、酒の杯が進み、グデングデンに酔っ払ってしまいました。
※もしかしたら、知らなかったのは僕だけかしらん。
湯宿(ゆじゅく)温泉を語る上で、どうしても触れなくてはならない人物がいます。劇画家のつげ義春です。
昭和40年代に漫画誌『ガロ』に発表された「ゲンセンカン主人」は、実に衝撃的でした。
10代の頃、むさぼるように読み倒した、つげ作品。「ねじ式」や「赤い花」は、当時の若者のバイブルだったのです。
時は流れて、県内の温泉に興味をもって巡るようになり、湯宿温泉で出会った事実。「ゲンセンカン主人」の舞台だったのです。
つげファンには、とうに周知のことだったようですが、温泉から入ってつげに出会うというストーリー展開に、自分一人で感動していたのです。
そして湯宿温泉を訪ねるたびに、明かされるつげ義春秘話の数々……。
「あの駄菓子屋は、あのまんまだったよ」
「主人が女将とエッチする部屋は、昔の○○屋さんの一室だ。子供の頃、あの部屋で遊んだもの」
等々、旅館の主人たちから語られるゲンセンカン話に、少年のように心をときめかしたものです。
ところが、まだまだあったのです。
今回の取材で明かされた新たなつげ義春秘話が!
なななんと、あの「ねじ式」の蒸気機関車が路地を撃走するシーンも、湯宿温泉が舞台だったのです。
その事実を知っただけで、酒の杯が進み、グデングデンに酔っ払ってしまいました。
※もしかしたら、知らなかったのは僕だけかしらん。
Posted by 小暮 淳 at 11:08│Comments(0)
│温泉雑話