2010年07月24日
霧積温泉 「金湯館」
ついに、ファイナルステージへ!
出版本に掲載するエッセイ36温泉の最後の1つ、霧積(きりづみ)温泉へ行ってきました。
これで、すべての取材が終了。この原稿さえ仕上げれば、あとは出版を待つのみです。
いやぁ~、約7ヶ月間の長い長い温泉行脚の旅でした。
霧積温泉「金湯館(きんとうかん)」を訪ねるのは、3回目です。
最初に訪ねたのは、33年前のこと。そう、映画 『人間の証明』 のヒットにつられて、当時、運転免許を取ったばかりの友人が運転するアコードで、あの恐ろしい山道を登りました。あの頃は、まだ未舗装で、電気も通っていない、秘境の地でした。
2度目は4年前、雑誌の取材で訪ねています。
でも宿泊するのは、今回が初めてでした。
やはり霧積温泉といえば、森村誠一の『人間の証明』で一躍有名になった温泉です。
母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね? ええ、夏碓氷から霧積へ行くみちで、渓谷へ落としたあの麦稈(むぎわら)帽子ですよ。(西条八十 『帽子』 より)
と、いうことでディレクター氏は、わざわざ麦わら帽子を持参。釣竿の先の糸に帽子をくっつけて、霧積渓谷に向けてポーンと放り投げました。UFOのように、クルクルまわり、ユラユラゆれて、とってもきれいです。
当然、僕は撮影中はずーっと、ジョー山中が歌った主題歌を歌っていましたよ。
ママー、ドゥユーリメンバー! ってね。
前回訪ねたときは、金湯館までクルマで行けたのですが、現在は通行止めになっていました。
クルマは下の「きりづみ館」に駐車して、山道を20分ほど歩きました。
標高1180メートル。気温は日中でも24℃です。
下界の40℃近い連日の暑さがうそのような涼しさに、快適な取材がスタートしました。
何と言っても、ここの湯の特徴は“泡が付く”こと。その付き方は半端ではありません。
全国の泡温泉でも上位にランキングされているほどで、かのTVチャンピオンの郡司勇氏も 「山の宿 泡付くヌル湯の新鮮さ」と一句詠まれていました。
その湯は、まるで炭酸飲料水の中に入っているよう。
プチプチ、プチプチと背中を気泡がはじけながら、はいのぼって行きます。
やがて、体は真っ白け。体毛という体毛に無数の泡が、びっしりと張り付いているのです。これは面白い!
手でサーっとはらうと、一斉に小さな泡たちが飛び跳ねて散って行きます。
特に陰毛がスゴイんです。
白髪のように真っ白になって、腰をプルプルと振ると、パーっと気泡が飛び散ります。こりぁぁ、まったくサンゴの産卵であります。面白くて、面白くて、何回も何回も陰毛で遊んでしまいました。とさ。
ぜひ、みなさんも一度、「サンゴの産卵」を体験してみてください。
泡の付き方は、県内でも1、2を競う量ですよ。
出版本に掲載するエッセイ36温泉の最後の1つ、霧積(きりづみ)温泉へ行ってきました。
これで、すべての取材が終了。この原稿さえ仕上げれば、あとは出版を待つのみです。
いやぁ~、約7ヶ月間の長い長い温泉行脚の旅でした。
霧積温泉「金湯館(きんとうかん)」を訪ねるのは、3回目です。
最初に訪ねたのは、33年前のこと。そう、映画 『人間の証明』 のヒットにつられて、当時、運転免許を取ったばかりの友人が運転するアコードで、あの恐ろしい山道を登りました。あの頃は、まだ未舗装で、電気も通っていない、秘境の地でした。
2度目は4年前、雑誌の取材で訪ねています。
でも宿泊するのは、今回が初めてでした。
やはり霧積温泉といえば、森村誠一の『人間の証明』で一躍有名になった温泉です。
母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね? ええ、夏碓氷から霧積へ行くみちで、渓谷へ落としたあの麦稈(むぎわら)帽子ですよ。(西条八十 『帽子』 より)
と、いうことでディレクター氏は、わざわざ麦わら帽子を持参。釣竿の先の糸に帽子をくっつけて、霧積渓谷に向けてポーンと放り投げました。UFOのように、クルクルまわり、ユラユラゆれて、とってもきれいです。
当然、僕は撮影中はずーっと、ジョー山中が歌った主題歌を歌っていましたよ。
ママー、ドゥユーリメンバー! ってね。
前回訪ねたときは、金湯館までクルマで行けたのですが、現在は通行止めになっていました。
クルマは下の「きりづみ館」に駐車して、山道を20分ほど歩きました。
標高1180メートル。気温は日中でも24℃です。
下界の40℃近い連日の暑さがうそのような涼しさに、快適な取材がスタートしました。
何と言っても、ここの湯の特徴は“泡が付く”こと。その付き方は半端ではありません。
全国の泡温泉でも上位にランキングされているほどで、かのTVチャンピオンの郡司勇氏も 「山の宿 泡付くヌル湯の新鮮さ」と一句詠まれていました。
その湯は、まるで炭酸飲料水の中に入っているよう。
プチプチ、プチプチと背中を気泡がはじけながら、はいのぼって行きます。
やがて、体は真っ白け。体毛という体毛に無数の泡が、びっしりと張り付いているのです。これは面白い!
手でサーっとはらうと、一斉に小さな泡たちが飛び跳ねて散って行きます。
特に陰毛がスゴイんです。
白髪のように真っ白になって、腰をプルプルと振ると、パーっと気泡が飛び散ります。こりぁぁ、まったくサンゴの産卵であります。面白くて、面白くて、何回も何回も陰毛で遊んでしまいました。とさ。
ぜひ、みなさんも一度、「サンゴの産卵」を体験してみてください。
泡の付き方は、県内でも1、2を競う量ですよ。
Posted by 小暮 淳 at 15:12│Comments(0)
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