2010年08月10日
川古温泉 「浜屋旅館」②
今日は朝から雑誌の取材で、みなかみ町(旧新治村)の川古温泉へ行って来ました。
川古温泉の一軒宿「浜屋旅館」を取材するのは、3度目です。
一番最初は6年前、かつて月刊「ぷらざ」に連載していた『源泉ひとりじめ』(当ブログと同タイトル)という温泉エッセイの取材で泊り込みました。3代目主人の林泉さんとの出会いも、この時がはじめてです。
今でも鮮明に覚えているのが、夕食で出た、ご主人手作りの生ハムの美味だったこと! これが湯上りのビールに実に良く合うんです。イワナやニジマスの刺身、ゴマ豆腐など、素朴な山の食材にこだわった献立に大満足しました。
満足といえば、やはり湯の良さですね。
自噴する湯量は、なななんと毎分700リットル以上! 加温も加水も一切手の加わっていない上質な湯が、これまた滝のように湯舟からあふれ出し、ザバーザバーと音を立てて赤谷川の渓谷へ流れ落ちて行くのです。
そして、ソーダ水の中にいるように、体中が気泡に包まれていく独特な浴感に、魅了されてしまいました。
昨年は本の出版取材で訪れましたから、林さんとは、ちょうど1年ぶりの再会です。
「本、評判がいいようですね。売れてるんでしょう?」
そんな話から始まり、長い長い温泉話が始まりました。
林さんは、かなりの博学の持ち主で、いつも教えられることが多い人です。もちろん、湯を楽しみに行ったのですが、ご主人との温泉話も楽しみにしていました。
川古の歴史からはじまり、泉質のこと、湯治文化のこと、その詳しさと言ったら学者はだしです。でも、それもそのはずで、旧「新治村誌」の作成者でもあるのです。今日もたっぷりと、温泉好きにはたまらない、たくさんの貴重な話をしていただきました。なんだか、いい記事が書けそうな気がします。
林さん、ありがとうございました。
この季節、露天風呂はアブが多くて、のんびりとは浸かっていられませんでしたが、そのぶん、玉砂利を敷いた内風呂を十二分に堪能! 足元からプクプクと湯の玉が湧き上がり、体をくすぐっていきます。やがて、全身は泡だらけに……。
今回も名物“サンゴの産卵”を楽しんでしまいましたとさ。
※「サンゴの産卵」=当ブログ内、霧積温泉「金湯館」を参照。
川古温泉の一軒宿「浜屋旅館」を取材するのは、3度目です。
一番最初は6年前、かつて月刊「ぷらざ」に連載していた『源泉ひとりじめ』(当ブログと同タイトル)という温泉エッセイの取材で泊り込みました。3代目主人の林泉さんとの出会いも、この時がはじめてです。
今でも鮮明に覚えているのが、夕食で出た、ご主人手作りの生ハムの美味だったこと! これが湯上りのビールに実に良く合うんです。イワナやニジマスの刺身、ゴマ豆腐など、素朴な山の食材にこだわった献立に大満足しました。
満足といえば、やはり湯の良さですね。
自噴する湯量は、なななんと毎分700リットル以上! 加温も加水も一切手の加わっていない上質な湯が、これまた滝のように湯舟からあふれ出し、ザバーザバーと音を立てて赤谷川の渓谷へ流れ落ちて行くのです。
そして、ソーダ水の中にいるように、体中が気泡に包まれていく独特な浴感に、魅了されてしまいました。
昨年は本の出版取材で訪れましたから、林さんとは、ちょうど1年ぶりの再会です。
「本、評判がいいようですね。売れてるんでしょう?」
そんな話から始まり、長い長い温泉話が始まりました。
林さんは、かなりの博学の持ち主で、いつも教えられることが多い人です。もちろん、湯を楽しみに行ったのですが、ご主人との温泉話も楽しみにしていました。
川古の歴史からはじまり、泉質のこと、湯治文化のこと、その詳しさと言ったら学者はだしです。でも、それもそのはずで、旧「新治村誌」の作成者でもあるのです。今日もたっぷりと、温泉好きにはたまらない、たくさんの貴重な話をしていただきました。なんだか、いい記事が書けそうな気がします。
林さん、ありがとうございました。
この季節、露天風呂はアブが多くて、のんびりとは浸かっていられませんでしたが、そのぶん、玉砂利を敷いた内風呂を十二分に堪能! 足元からプクプクと湯の玉が湧き上がり、体をくすぐっていきます。やがて、全身は泡だらけに……。
今回も名物“サンゴの産卵”を楽しんでしまいましたとさ。
※「サンゴの産卵」=当ブログ内、霧積温泉「金湯館」を参照。
Posted by 小暮 淳 at 21:02│Comments(0)
│温泉地・旅館