2010年10月28日
奥嬬恋温泉 「干川旅館 別邸花いち」②
昨日のつづきです。
奥嬬恋温泉の「干川旅館 別邸花いち」へは、雑誌や出版本の取材等で、なんだかんだとたびたび訪ねています。
3代目主人の干川英男さんも、女将の陽子さんも、とても気さくで、まだお若いのに仕事熱心で、いつもいつも感心してしまいます。
一昨日は、僕の温泉講座の受講生を23名も連れて行ったのに、そつなく応対してくださり、湯と料理にうるさいご婦人方も、大満足して帰られました。ありがとうございます。
で、女将の干川陽子さんとは、最初にお会いしたときからパワースポットを紹介してもらうなど、温泉以外の話で盛り上がった仲ですが、今回、またしても摩訶不思議な話を聞かされてしまいました。
それは
「座敷わらし」
です。
「座敷わらし」といえば、火災で全焼してしまった岩手県の「緑風荘」という旅館が有名ですが、なななんと! 干川旅館にも住んでいるらしいのです。
女将いわく、「座敷わらし」は昔からここに住んでいたそうです。が、平成15年に旧館を壊して別邸を建て替えてから、どーも今度は本館に引っ越したようだと言います。
現在、住んでいる場所は、食堂。
我々が一昨日、食事をした広間です。
ただし、姿が見えるのは子供だけだとか。
大人は、視線を感じとれる人が稀にいるとのこと。
そして、その視線は、とても低い位置から感じるようです。
「お子さんはよく、座敷わらしと追いかけごっこをしています。でも、子供は滅多に来ないので、淋しいだろうから、遊び相手に市松人形を置いてあげたんですよ」と女将は、食堂の棚を指さしました。
確かに、人形が置いてあります。
「座敷わらし」は子供の霊です。
昔から、「座敷わらし」に出会うと、幸運に恵まれるといわれています。
男なら“出世”をし、女なら“玉の輿”に乗れるとも伝わります。
地元の人が「干俣様」と呼ぶ、諏訪神社のご利益をこちらの旅館が授かっているのも、もしかしたら「座敷わらし」が招いているのかもしれませんね。
残念ながら、僕は何回も訪ねていますが、まだ一度も「座敷わらし」に出会ったことがありません。
だから、出世できないのかもね。
Posted by 小暮 淳 at 21:33│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
こんにちは、温泉の話が好きで寄らせてもらってますが、ぜひ、ぜひ、群馬の摩訶不思議な話を本にまとめてもらえませんか?個人的に仕事の参考書になりますし(笑)、きっと、きっと、きっとべストセラーになると神様から……‥‥.
Posted by ぴー at 2010年10月29日 10:43
ぴーさんへ
いつもありがとうございます。
上毛新聞社へも、「『謎学の旅』は本になっているのか?」という問い合わせがあるそうです。が、まだ出版には、こぎ着けてません。
ただ、出版部からは「群馬の不思議話を集めた本を書きませんか?」という話は出ています。ので、来年は、少し真剣に出版化へ向けて、新たに取材を進めて行こうかと思っています。
本になったあかつきには、よろしくお願いしますね。
いつもありがとうございます。
上毛新聞社へも、「『謎学の旅』は本になっているのか?」という問い合わせがあるそうです。が、まだ出版には、こぎ着けてません。
ただ、出版部からは「群馬の不思議話を集めた本を書きませんか?」という話は出ています。ので、来年は、少し真剣に出版化へ向けて、新たに取材を進めて行こうかと思っています。
本になったあかつきには、よろしくお願いしますね。
Posted by 小暮 at 2010年10月30日 12:21