2011年03月04日
大胡温泉 三山の湯「旅館 三山センター」③
先週、大胡温泉へ取材の申し込み電話をかけたところ、
「あらー、小暮さん! いいところに電話もらったわ。小暮さんの本、みんな売れちゃったのよ。来るときに20冊持ってきてくださる?」
と、いきなり言われてしまいました。
相変わらず、元気いっぱいの女将さんであります。
でも、僕だって手持ちの本は、そんなにありません。
「出版社から直接送らせますから。そのほうが早いですよ」
ということで、本の注文を僕がしてあげたのでした。
で、今日。
新聞社の担当者と連れ立って、「旅館 三山センター」へ行ってみると……
あります、あります!
フロントのカウンターの上に、僕の著書 『ぐんまの源泉一軒宿』 が、うず高く平積みされているではないですか!
「小暮さんの本のおかげで、随分、たくさんのお客さんが見えましたよ。でも最近は、あまり売れないのよ。買って行く人より、本を持ってやってくる人のほうが多くてね(笑)」
女将の話によれば、どーも、本に掲載されている宿(全50軒)を、まるでスタンプラリーのように、全部回っている人たちが結構いるらしいのです。
僕も以前、別の旅館で、“50湯制覇”を目指している老夫婦にお会いしたことがあります。
嬉しいですね。著者冥利に尽きるというものです。
「でもね、最近は本を持って回っている若い男性も増えてきたわよ」
と、女将さん。
へー、ついに “湯ガール” ならぬ “湯ボーイ” も現れましたか!
いずれにせよ、著者冥利に尽きますな。
今日は、じっくりと女将さんの波乱万丈な温泉奮闘記をお聞きしました。
僕も、いろいろな温泉を見てきましたが、ここの湯ほど不思議な温泉発見話はありません。
長年、沸かして大浴場で使っていた井戸水が、実は温泉だったのですから。
それも、お客さんから「温泉だと思って通っていた」「湯冷めしないから温泉でしょ」「神経痛が治った」などの声があり、その都度 「いいえ、うちはただの井戸水ですよ」 と答えていたらしいのです。が、あまりに声が多くなったため検査をしてもらったところ、正真正銘の天然温泉だった!
実に、旅館を開業してから13年目のことです。
「神経痛が治る」と聞いた、カメラマン氏は、「実は……」と自分が神経痛であることをカミングアウト。
撮影後、僕の3倍くらい長湯をしていました。
「校正のゲラ(印刷前のプリント)は、ファックスじゃなくて、僕が直接、女将さんへ届けに来ます」
ですって。
さては、温泉目的ですな。
彼は、ここの湯をかなり気に入っていましたよ。
「なんだか効くような気がします。しばらく通ってみます」
とのこと。
やっぱ、温泉に入ると、みんなハッピーになるんですね。
良かった、良かった。
めでたし、めでたし。
「あらー、小暮さん! いいところに電話もらったわ。小暮さんの本、みんな売れちゃったのよ。来るときに20冊持ってきてくださる?」
と、いきなり言われてしまいました。
相変わらず、元気いっぱいの女将さんであります。
でも、僕だって手持ちの本は、そんなにありません。
「出版社から直接送らせますから。そのほうが早いですよ」
ということで、本の注文を僕がしてあげたのでした。
で、今日。
新聞社の担当者と連れ立って、「旅館 三山センター」へ行ってみると……
あります、あります!
フロントのカウンターの上に、僕の著書 『ぐんまの源泉一軒宿』 が、うず高く平積みされているではないですか!
「小暮さんの本のおかげで、随分、たくさんのお客さんが見えましたよ。でも最近は、あまり売れないのよ。買って行く人より、本を持ってやってくる人のほうが多くてね(笑)」
女将の話によれば、どーも、本に掲載されている宿(全50軒)を、まるでスタンプラリーのように、全部回っている人たちが結構いるらしいのです。
僕も以前、別の旅館で、“50湯制覇”を目指している老夫婦にお会いしたことがあります。
嬉しいですね。著者冥利に尽きるというものです。
「でもね、最近は本を持って回っている若い男性も増えてきたわよ」
と、女将さん。
へー、ついに “湯ガール” ならぬ “湯ボーイ” も現れましたか!
いずれにせよ、著者冥利に尽きますな。
今日は、じっくりと女将さんの波乱万丈な温泉奮闘記をお聞きしました。
僕も、いろいろな温泉を見てきましたが、ここの湯ほど不思議な温泉発見話はありません。
長年、沸かして大浴場で使っていた井戸水が、実は温泉だったのですから。
それも、お客さんから「温泉だと思って通っていた」「湯冷めしないから温泉でしょ」「神経痛が治った」などの声があり、その都度 「いいえ、うちはただの井戸水ですよ」 と答えていたらしいのです。が、あまりに声が多くなったため検査をしてもらったところ、正真正銘の天然温泉だった!
実に、旅館を開業してから13年目のことです。
「神経痛が治る」と聞いた、カメラマン氏は、「実は……」と自分が神経痛であることをカミングアウト。
撮影後、僕の3倍くらい長湯をしていました。
「校正のゲラ(印刷前のプリント)は、ファックスじゃなくて、僕が直接、女将さんへ届けに来ます」
ですって。
さては、温泉目的ですな。
彼は、ここの湯をかなり気に入っていましたよ。
「なんだか効くような気がします。しばらく通ってみます」
とのこと。
やっぱ、温泉に入ると、みんなハッピーになるんですね。
良かった、良かった。
めでたし、めでたし。
Posted by 小暮 淳 at 17:55│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
おはようございます
大胡温泉は、家から 近すぎて(怖くて)
逆に行ったことがなく、山が越えたらまず行ってみようと思ったしだいです。
人間足元を大切に生きねば(笑→走り)
大胡温泉は、家から 近すぎて(怖くて)
逆に行ったことがなく、山が越えたらまず行ってみようと思ったしだいです。
人間足元を大切に生きねば(笑→走り)
Posted by ぴー at 2011年03月05日 09:31
ぴーさんへ
ぜひぜひ、一度訪ねてみてください。
僕のお気に入りの宿です。
つーか、お気に入りの女将さんのいる宿です。
楽しい人ですよ、ハツ枝さんは!
ぜひぜひ、一度訪ねてみてください。
僕のお気に入りの宿です。
つーか、お気に入りの女将さんのいる宿です。
楽しい人ですよ、ハツ枝さんは!
Posted by 小暮 淳
at 2011年03月05日 15:14
