2011年04月07日
四万温泉 「すみよしや 花の坊」②
一夜明けて、昨日は朝から「積善館」のある新湯地区から日向見川対岸の、ゆずりは地区へ移動して「すみよしや 花の坊」を訪ねました。
「すみよしや 花の坊」は昨年暮れに、忘年会で泊まったばかりです。
と、いうことで今回は宿泊取材は無し。訪問取材だけにしました。
思えば2代目主人の湯浅文男さんとは、10年来の付き合いになります。
2000年に四万温泉で開催されたイベント「探四万展(さがしまてん)」に参加以後、夏祭り等のイベントにもたびたび呼んでいただき、ご厚意で泊めていただいたこともありました。
ご主人は、とても愉快で豪快な人。
僕らバンドのメンバーと一緒にスナックで、ドンチャン騒ぎをしたこともありました。
昨日のご主人もパワー全開でしたよ。
「こんなときだからこそ、温泉で全国の人を元気づけたい!」
と熱く語ってくださいました。
途中からは、女将の麻起子さんも同席して、コーヒーを飲みながら雑談(本当は取材なのですが、何度も訪ねているので、特別聞くこともないのです)に加わりました。
女将さんは、四万生まれの四万育ち、そして四万の旅館に嫁いだチャキチャキの四万っ子であります。
四万温泉の生き字引のような女性です。
同じく四万っ子のご主人とは、幼なじみ同士。
馴れそめなんかも、ちゃっかり聞いてしまいました。
僕がこうやってコーヒーを飲んで、話し込んでいる間、同行のカメラマン氏は、館内を撮影しています。
取材における仕事量というのは、ライターより圧倒的にカメラマンのほうが多いんですね。
ま、このあと、僕はウンウンうなりながら原稿を書かなくてはならないのですが……。
最後はお約束の、僕の入浴シーンの撮影です。
ここの風呂には、もう何回も数えられないくらい入っているのですが、入浴シーンの撮影は初めてだったんです。
ご存知、四万温泉のお湯は無色透明ですから、カメラマン氏はここでも悪戦苦闘しました。
露天風呂では岩陰に隠れたりして、なんとか下半身が写らないようにして撮るのですが、問題は内風呂です。
撮影する時間帯や天気によっては、湯面がハレって(光が反射して白くなる)くれないんですよ。
そんなときカメラマン氏は、一緒に湯舟に入ったり、浴室の外から狙ったりと、あれこれ工夫をするのです。
今回は、「小暮さーん、かき回して、波立ててくださーい!」と最後の手段となりました。
僕が浴槽の中で、股間のあたりの湯を手のひらで攪拌(かくはん)するのです。
そうすることにより、波が立ち、アソコが写らなくなるというわけ。
「そこまで苦労して撮らなくても、タオルを巻けばいいじゃん」
と言う人がいますが、それはダメダメ!
テレビの旅番組じゃないんだから、『撮影のためタオルを使用しています』 なーんていうキャプションは入れられませんよ。
何より、入浴のプロとして、あるまじき行為であります。
昨日の取材および撮影は、これにて無事終了。
四万温泉全43湯制覇の旅は、これで現在27湯を制覇しました。
残りは、あと16湯です。
なんだか、ゴールが見えてきましたぞ!
一湯入魂!
湯あたり御免!
必達、全湯制覇!
温泉巡礼の旅は、まだまだ続くのです。
Posted by 小暮 淳 at 18:25│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
今晩は (゚o゚) ご無事ですか?
絶望的な余震でしたね
悲壮感漂う 宿からの葉書が 多くなりました
東日本 すべて同じ 状況の筈(;^_^A
絶望的な余震でしたね
悲壮感漂う 宿からの葉書が 多くなりました
東日本 すべて同じ 状況の筈(;^_^A
Posted by momotaka at 2011年04月08日 01:49
momotakaさんへ
ありがとうございます。
無事ですが、寿命がちぢみました。
余震とは思えぬ、傷口に塩を塗るような憎らしい揺れでしたね。
温泉地はどこも瀕死の状況です。
とりあえず僕は、群馬の温泉のために動きます。
ありがとうございます。
無事ですが、寿命がちぢみました。
余震とは思えぬ、傷口に塩を塗るような憎らしい揺れでしたね。
温泉地はどこも瀕死の状況です。
とりあえず僕は、群馬の温泉のために動きます。
Posted by 小暮 淳
at 2011年04月08日 22:54
