2011年12月18日
寝ずに今夜は下ネタねえさん
今年も、届きました!
群馬が全国に誇る高級ブランド葱の「下仁田ねぎ」であります。
年賀状書いたり、クリスマスソングが聴こえてきたり、年の瀬が押し詰まると 「ああ、今年も暮れたなぁ…」 と感じる風物詩がいくつもありますが、僕は俄然!この 「下仁田ねぎ」 なんですね。
だって、群馬県民だって、そうそうは食せない代物ですぜ。
以前、九州の友人に、この 「下仁田ねぎ」 を送ってあげようとして、散々苦労をしました。
もちろん街のスパーマーケットへ行ってもないし、農産物直売所へ行っても、なかなか “ホンモノ” は置いていません。
この 「下仁田ねぎ」、ホンモノとニセモノがあるのご存知ですか?
別名 「殿様ねぎ」 とも呼ばれるため、下仁田以外で作っていても 「殿様ねぎ」 の名で売っていることがあるんですよ。
でも、「下仁田ねぎ」 はブランド品ですから、松坂牛同様、「下仁田ねぎ」 と呼べるのは下仁田町産のものだけなのです。
ですから、認定された農家しか作れません。
結局、僕は下仁田ねぎ農家を探し当てて、直接農家から九州の友人へ “ホンモノ” を送ってもらいました。
もう、その評判は大したものでしたよ。
「こんなネギは、初めてです。やわらかくて、甘くって、病み付きにきりました」
と、お礼の手紙をいただきました。
で、ここ数年、我が家には、この “ホンモノ” の 「下仁田ねぎ」 が毎年暮れになると届くのです。
もちろん生産農家からなのですが、これが取材の賜物なんですね。
地産地消の宿ということで、泊り込んで徹底取材したことがあるんです。
実は、その宿は農業もやっていて、「下仁田ねぎ」 の生産農家に認定されていたのです。
生でかじると辛いのに、ちょっと煮ただけでやわらくなり、独特の風味と甘みがあるこのネギが、僕も家族も大好物なんです。
だから昨晩は、さっそく 「すき焼き」 にして食べました。
正直な話、我が家の食卓に 「すき焼き」 が出るのは、恥ずかしながら1年で1回、この 「下仁田ねぎ」 をいただいたときだけなのであります(貧乏)。
それくらい、貴重なネギなんですよ。
ところで 「下仁田ねぎ」 と言えば、群馬県民なら誰でも、上毛かるたの札を思い出しますよね。
『ねぎとこんにゃく 下仁田名産』
ですが、子どもの頃は、ふざけて
“寝ずに今夜は 下ネタねえさん”
なーんて言ってましたっけね。
他にも、『世のちり洗う 四万温泉』 のことは、
“余の尻笑う 四万温泉” だとか、
『和算の大家 関孝和』 のことを
“和算の大家 コルゲンコーワ”
なんて言って、笑ったことを思い出します。
で、「下仁田ねぎ」ですが、
家族だけで食べきれる量ではないので、実家の両親へも持っていってあげました。
「あら、下仁田ネギじゃないの! 手にはいらないんだよ。ありがたいねぇ」
と、もちろん大喜びでした。
年の瀬に、親孝行が1つできました。
Sさん、毎年おいしいネギを送ってくださり、ありがとうございます。
来年も、遊びに行きますね。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
Posted by 小暮 淳 at 17:49│Comments(3)
│つれづれ
この記事へのコメント
我が家も下仁田ねぎと豚肉(群馬賢人なら牛でなく豚!^^)で作るすき焼きが一番のごちそうです。
そういえば、上毛かるたに描かれるねぎは下仁田ねぎじゃないそうです。
http://sanzokuame.exblog.jp/4092130/
殿様ねぎの殿様たる所以を如実に表した一枚ですね。
そういえば、上毛かるたに描かれるねぎは下仁田ねぎじゃないそうです。
http://sanzokuame.exblog.jp/4092130/
殿様ねぎの殿様たる所以を如実に表した一枚ですね。
Posted by 三束雨 at 2011年12月18日 22:35
三束雨さんへ
大変ご無沙汰しています。
言われてみれば、確かに、あれは長ネギだ!
白い部分も葉の形状も、下仁田ねぎとは別物ですな。
どーして、今まで絵札を改定しなかったのでしょう?
大変ご無沙汰しています。
言われてみれば、確かに、あれは長ネギだ!
白い部分も葉の形状も、下仁田ねぎとは別物ですな。
どーして、今まで絵札を改定しなかったのでしょう?
Posted by 小暮 at 2011年12月19日 01:51
KENTマイルド軽い味なんてね・・・
Posted by うさぎ at 2011年12月19日 21:06