2011年12月26日
牛が寝れば姫も眠る
この時季、夕暮れになると、ついつい赤城山を眺めてしまいます。
「赤城の寝牛」 って知ってますか?
晩秋から初冬にかけて、日の傾きとともに赤城山という巨大なキャンパスに浮かび上がる、自然が創り出す壮大なトリックアートです。
鍋割山を胴体に、その峰々がたくみに影を落としながら、足・頭・角を描き出します。
その姿は、あたかも牛が横臥して寝ているよう。
時間は午後の4時過ぎくらいから。
見える場所は、赤城山の南面。
前橋市内からが、完成度が高いようです。
利根川沿い、群馬県庁舎展望台あたりがオススメという人がいますが、僕はJR両毛線の天川大島駅~駒形駅あたりから見るのが好きですね。
見る場所、時間によっても微妙に形が変化するのも面白い。
でも、子供の頃から見ていますけど、ピーンと2本の角がキレイに立つ影絵は、まだ数えるほどしか見れていませんね。
今日も犬の散歩の途中で見ましたが、頭の輪郭があやふやでした。
で、“寝る” といえば、もう1つ思い浮かべるのが 「子持の眠り姫」 です。
赤城山の西麓から子持山越しに小野子山を眺めると、女性が仰向けに寝ているように見えるんですよ。
ええーっ、本当?
と話を聞いた時は疑心暗鬼だったのですが、何年か前に、取材の帰りに偶然、見ることができました。
「ありゃりゃ~、イヤラシィ~!」
というのが、感想です。
小野子山の稜線が、右から女性の額・鼻・あご・胸に見えるんですよ。
それも、かなりリアルな女性の横顔です。
キュンと上を向いたあごなんて、とってもキュートです。
何よりも胸が、イヤラシィ~!
位置がちょっと首に近くて気になりますが、デカイんです。
胸というより、オッパイですね。
それも、かなりボインです(表現が古い)。
で、この女性、南に移動しながら眺めていると、だんだんと、お腹がふくらんでくるんです!
ご懐妊してしまうんですね。
(だから子持の地名が付いたという説もある)
ちなみに、子持山でなく小野子山なのに、なぜ 「子持の眠り姫」 というのかというと、見える場所が旧子持村だからだそうです。
こちらは、季節や時間帯は関係なく、一年中昼間なら見られますので、ぜひ、自然のトリックアートを見つけに出かけてみてくださいな。
( 「赤城の寝牛」 は、この時季限定です)
Posted by 小暮 淳 at 20:59│Comments(4)
│つれづれ
この記事へのコメント
ひとり忘年会は都合により中止
赤城山は先祖の代から崇拝している家系です。
今は背中に鍋割(笑)
赤城を眺めて鍋割のふもとで手を振っている女がいたらわたしです!
赤城山は先祖の代から崇拝している家系です。
今は背中に鍋割(笑)
赤城を眺めて鍋割のふもとで手を振っている女がいたらわたしです!
Posted by ぴー at 2011年12月27日 10:58
先人たちは 目視で観測する事で 行事のタイミングを決めていたようで
他県に行っても(「・・) 同じ話しは 聞きますよね
自然と対話する 時間を無くした 現代人は 再び取り戻す事が出来るか?
ダム建設の報道を聞く限り 無理そう(ヾノ・∀・`)
他県に行っても(「・・) 同じ話しは 聞きますよね
自然と対話する 時間を無くした 現代人は 再び取り戻す事が出来るか?
ダム建設の報道を聞く限り 無理そう(ヾノ・∀・`)
Posted by momotaka at 2011年12月27日 12:43
ぴーさんへ
今度、ぴーさんを探してみます。
でも、何人も手を振っていたら、どーしよう!
momotakaさんへ
「赤城の寝牛」 は、農作業を終える目安にしていたようですよ。
「寝牛が出たから、はあ、今日はおしまいにするんべぇー」 って。
昔の人は、自然と一緒に暮らしていたんですね。
今度、ぴーさんを探してみます。
でも、何人も手を振っていたら、どーしよう!
momotakaさんへ
「赤城の寝牛」 は、農作業を終える目安にしていたようですよ。
「寝牛が出たから、はあ、今日はおしまいにするんべぇー」 って。
昔の人は、自然と一緒に暮らしていたんですね。
Posted by 小暮 淳
at 2011年12月27日 15:44

拝見させていただきましま
Posted by モンクレール at 2011年12月27日 19:47