2012年05月10日
猿ヶ京温泉 「ホテル湖城閣」
昨日は、朝から温泉街をカメラマンとともにロケハン。
猿ヶ京温泉は、昨年の晩秋から訪ねています。
紅葉、積雪、桜花を見送り、新緑の美しい季節を迎えました。
出版する本には、四季折々の写真を載せたいとの思いから、こうやって足しげく通っているのです。
午前10時。
チェックアウトの時間を見計らって、「ホテル湖城閣」を訪ねました。
いゃ~、懐かしい!
20数年ぶりなのに、ハッキリと覚えています。
でも……
20数年前の記憶は、思い出すのも忌まわしい過去なのであります。
いえいえ、「ホテル湖城閣」 が忌まわしいのではありませんよ。
その時、一緒に宿泊した相手のことなんです。
当時、僕は雑誌の編集をしていました。
自社発行の月刊誌も編集していましたが、時々、委託編集という仕事も請け負っていたのです。
時は、バブル末期。
金になるという理由だけで、ゴルフ雑誌の委託編集を、年に何本もこなしていました。
で、東京から依頼元の担当者が時々、群馬へやって来て、僕の取材に同行するのです。
“同行” なんて言えば聞こえが良いですが、ただの “たかり” であります。
要は、その晩は、接待をしなくてはならないわけです。
まー、その担当者は温泉が好きですから、群馬県内の名だたる温泉地は端から行かされましたよ。
で、その中の1つに猿ヶ京温泉があり、泊まった宿が 「ホテル湖城閣」 だったわけです。
なにが、忌まわしいのかって?
あ・・・、思い出したくもない。
あまりにも忌まわし過ぎて、到底、ブログには書けませんって。
ひと言で言えば、“ヘンタイ” なんです。
それも、「ド」 がいくつも付く、ドドド……変態であります!
酒を飲むと、何をやらかすか分からない輩(やから)なのです。
他の客やコンパニオンから、苦情を受けること、たびたび。
その都度、僕が謝ってまわりました。
でも昨日、温泉に入った途端、その忌まわしい過去は、すべて、かけ流されました。
それほどまでに、素晴らしい湯であります。
名物の 「露天大樽風呂」。
あの日と、まったく変わっていません。
完全混浴であります(夜のみ女性専用時間あり)。
かつて上杉謙信がこの地に築いた宮野城の跡地に建てられた「ホテル湖城閣」。
大露天風呂も赤谷湖に半島のように突き出た、断崖絶壁の上にあります。
その景観は、猿ヶ京随一!
湖を眺める広い浴場には、「絶景大樽風呂」「岩露天風呂」「美人大釜風呂」「寝湯年輪風呂」「長寿年輪風呂」「五右衛門風呂」と6つの浴槽があり、すべて源泉かけ流し。
しかも、ここは毎分約200リットルの自家源泉を所有しています。
まさに、“源泉ひとりじめ” です。。
これで、忌まわしい過去は、すべて流されました。
そして何よりも、20数年経った今、今度は接待ではなく、自分の著書のための取材で来れたことを、ただただ幸せに思うのであります。
Posted by 小暮 淳 at 19:04│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
猿ケ京かぁ
調査したいけど 時間も体力も 足りません。
水琴を聞て無いなぁ〜 最近
歴史ある土地なのに 歴女は 来ない様ですね
歴女と 仏像萌え が狙いだと思います。
調査したいけど 時間も体力も 足りません。
水琴を聞て無いなぁ〜 最近
歴史ある土地なのに 歴女は 来ない様ですね
歴女と 仏像萌え が狙いだと思います。
Posted by momotaka at 2012年05月11日 17:51
momotakaさんへ
温泉の魅力は、湯と人と、そして歴史です。
群馬県内には、歴史のある温泉がたくさんあります。
歴史のある温泉は、霊験あらたかな湯が多いのです。
温泉の魅力は、湯と人と、そして歴史です。
群馬県内には、歴史のある温泉がたくさんあります。
歴史のある温泉は、霊験あらたかな湯が多いのです。
Posted by 小暮 at 2012年05月12日 19:35