2012年06月02日
水上温泉 「ひがきホテル」
昨年から足しげく通いながら、取材活動を続けている水上温泉。
今秋の出版に向けて、いよいよラストスパートがかかっています。
取材する旅館も、残りわずかとなりました。
僕は現在、新聞や雑誌、ウェブサイトに週刊、隔週、月刊といくつかの連載を書いていますが、やはり本の出版が一番骨の折れる作業です。
取材および制作についやす時間は、約1年間。
紅葉の時季にスタートした今回の取材も、雪の景色を見送り、新緑を迎え、そろそろ季節はひと回りしようとしています。
制作日数は、あと2ヵ月半となりました。
雑誌や新聞の取材と違い、本の出版には、たくさんの人の協力が必要となります。
もちろん文章は僕が書いていますが、それだけでは本は出来上がりません。
編集者、ディレクター、デザイナー、カメラマン、印刷技師・・・その他にも大勢の人たちが関わっています。
取材や執筆に対しては、各市町村役場、観光協会、温泉協会の人たちの協力が甚大です。
たとえば、「○○温泉の歴史を知りたいので、温泉史か村史などの資料が欲しいのですが?」と僕が要望を出すと、「はい、ご用意します」と完全バックアップをしてくださいます。
また、取材先のアポ取りやスケジュールの調整、宿泊先の手配なども、お世話になります。
さらに、旅館やホテルのご主人や女将さんたちにも、多大なる協力をいただいています。
横のつながり(ネットワーク)を利用して、最新の情報や資料を提供していただいています。
水上温泉の 「ひがきホテル」 も、そんな取材協力をしてもらっている宿の1つです。
社長の日垣雄亮さんは、老舗ホテルを背負って立つ若き4代目です。
昨年の12月に取材でお邪魔して以来、意気投合し、何かに付けて協力をしていただいています。
今週も泊めていただき、「ひがきホテル」 をベースにして、温泉街および周辺の取材に動きました。
旅館やホテルには、当然、その宿の取材目的で泊めていただくのが大半なのですが、「ひがきホテル」 のように活動拠点として泊めていただける宿があると、非常に助かります。
特に、これから取りかかるグラビアや表紙撮影、コラムやエッセーのネタ探しでは、どうしても現地に泊まり込んでの取材が必要となるからです。
さて、毎回、表紙やグラビアの写真を楽しみにしている読者も多いと思います。
現在、そのためのロケハンも同時進行しています。
どんな写真になるかは、現在、僕にもわかりません。
僕を含め、ディレクターとカメラマンとデザイナーが、東奔西走しながらベストショットポイントを探している最中です。
みなさんも、ぜひ、楽しみにしてお待ちください。
Posted by 小暮 淳 at 18:04│Comments(0)
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