2012年08月25日
宝川温泉 「汪泉閣」④
一昨晩は、ご厚意により、宝川温泉の一軒宿 「汪泉閣」 に泊めていただきました。
宝川温泉へは、早春となし、盛夏となし、晩秋となし、極寒豪雪の真冬となし、四季を通じて何度も訪れていますが、訪れれば訪れるほどに、味わい深い群馬の秘湯であります。
近年は、外国人客が多いのが特徴です。
昔は、こんなにもいませんでしたよ。
「昨年の震災以降は、ぱったりと外国人客が来なくなってしまったんですよ。それでも、やっとこの頃になって、少しずつ戻ってきましたかね」
とは、3代目社長の小野与志雄さん。
小野社長は、みなかみ町観光協会の副会長でもあるため、昨年から、みなかみ温泉本の制作では大変お世話にになっている人であります。
今回も、来春出版予定の続編本の制作に協力していただきました。
宝川温泉に外国人が訪れるようになったのは、何年か前に、外国(特にヨーロッパ) のガイドブックに紹介されたことがきっかけだったようです。
西日本の奈良や京都と並んで、東日本の日光と一緒に、最も日本的な温泉風景を持つ宿として、群馬の法師温泉と宝川温泉が紹介されました。
「外国の人は、この秘湯の一軒宿に、奈良や京都とは違う “日本の姿” を感じるのかもしれませんね」 と小野社長。
この日も、たくさんの外国人が入浴していました。
ご存知、ここは天下一の巨大露天風呂の宿です。
4つの浴槽の総面積は、約470畳分。
しかも、4つのうち3つは、混浴!
以前来たときも感じたことですが、外人さんは実に堂々としていますね。
僕ら日本人は、どうしても彼らに見せられるほどのモノを持っていませんので、しっかりとタオルで股間をガードしますが、彼らは完全に無防備状態で、しかもブンブンと機関銃を振り回すかのように、こちらへ向かってきます。
その迫力ったらありゃしませんって!(日本が戦争に負けたはずです)
と、思えば、同伴の女性も、こりゃまた驚いた~!
何人か日本人の女性も湯船の中にいましたが、みなさん 「湯衣」 という胸から下を、タオルでできたワンピースみたいな布で体を覆っています。
でも、外国人の女性は違いま~す!
よっぱど、自信があるんですな。
一糸まとわぬボディーで、ザバザバと湯船の中を歩いています。
ボン、キュッ、ボーン!
それはそれは、雑誌のグラビアから抜け出したようなスタイルで、堂々としているのですから、こちらのほうが目のやり場に困ってしまいます。
「そーでしたか、でも、それは少数の外国人ですよ。どちらかと言えば、日本人の若い人のほうがマナーが良くないですね。なかには、子づくりをはじめる不届き者もいますからね(笑)」
なるほど、日本人だから、外国人だから、ということではないようですね。
ただ、僕ら日本人からすると、ついつい外国人に興味と視線が行ってしまうのかもしれません。
それにしても、あれだけの広さの露天風呂を、加水せずに、かけ流し状態にできていること自体が凄い!
4本の源泉の総湯量は、驚異の1,700リットル!
これでも、以前よりは少し湯量が減ったんだそうです。
まさに、法師温泉と並ぶ、群馬の温泉遺産。
群馬が全国に誇る、“湯宝” であります。
Posted by 小暮 淳 at 21:03│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
夏になると小暮さんの色気のあるブログが拝見できるので楽しみに待ってました。最近は貸し切り風呂なるものを、売りにしている宿もありますよね~
真面目に温泉楽しまず違う楽しみを老いも若きも最近は求めているのでしょうか!?
まぁ皆さんお盛んで何より。少子かに歯止めがかかるとよいのですが(笑)いつか小暮さんに、きゅうり夫人のお話ができる日を楽しみにしてます。
真面目に温泉楽しまず違う楽しみを老いも若きも最近は求めているのでしょうか!?
まぁ皆さんお盛んで何より。少子かに歯止めがかかるとよいのですが(笑)いつか小暮さんに、きゅうり夫人のお話ができる日を楽しみにしてます。
Posted by 草津っ娘? at 2012年08月26日 19:58
草津っ娘?さんへ
“きゅうり婦人” とは、なんとも意味深な・・・
では、僕は、「砂漠のラクダ」話でも、してさしあげましょうかね。
“きゅうり婦人” とは、なんとも意味深な・・・
では、僕は、「砂漠のラクダ」話でも、してさしあげましょうかね。
Posted by 小暮 at 2012年08月27日 01:18