2012年10月28日
谷川温泉 「旅館 たにがわ」④
先月、『みなかみ18湯』 の上巻を出版しましたが、それ以前から、すでに下巻の取材が始まっています。
下巻に掲載予定の温泉宿は、上巻で紹介した水上温泉と猿ヶ京温泉を除く16温泉地、41軒の宿であります。
※(上巻の「掲載予定温泉・宿一覧」では42軒となっていますが、都合により41軒になりました)
現在、19軒の取材を完了。
残り、あと22軒となりました。
えっ、まだ半分も終わってないの?かって!
だって、下巻の取材にかかって、まだ3ヶ月足らずですよ。
これでも、例年に比べれば、かなりハイペースで取材を敢行しているのであります。
と、いうことで今週も谷川温泉に入り込んで、せっせせっせと取材をこなしてまいりました。
その晩は、ご厚意により谷川温泉の 「旅館たにがわ」 に泊めていただきました。
今さら、女将さんにも支配人にも聞くことはないんですけどね。
もう、何年も前から、たびたび取材で伺っていますから。
今年だけでも、訪ねるのは3度目であります。
4月に、NHK温泉講座の受講生らと訪ねました。
6月には、朝日新聞の取材で、女将さんをインタビューしました。
だからって、手を抜かないところが、僕のいいところです!(自画自賛)
それはそれ、これはこれです。
書店に並ぶ本の執筆ですもの、電話取材で済ませるわけにはいきません。
ちゃんと訪ねて、温泉に入って、女将さんやご主人と話をして、ときには一緒に酒も飲んで、泊まってから書く!
これが小暮流の温泉取材であります。
「あんなに大きく出るんなて、思ってもいませんでした。恥ずかしいわ~! お客さんからも 『女将さんの写真、大きく出てましたね』 て、声をかけられましたよ」 と、2代目女将の久保容子さん。
なんのことを言っているのかといえば、6月20日に朝日新聞群馬版に掲載された連載 『湯守の女房』 のことです。
実は、僕も、あの掲載にはビックリしました。
写真が、破格のサイズで掲載されたのですよ。
しかも、アップ!
通常は、女将さんたちの写真は庭園や浴室で、引きのアングルが多いのですが、なぜか久保さんだけは、客間で度アップだったのです(女将がカメラマンの好みだったのかもしれませんね)。
だもの、目立ちました。
でも、「それだけ反響もありました。ありがとうございました」 と、喜んでいただけたようで、執筆者としても嬉しい限りです。
「旅館たにがわ」 といえば、太宰治ゆかりの宿です。
(詳しくは、当ブログの谷川温泉「旅館たにがわ」①~③を参照)
今回は、本館内に開設された 「太宰治ギャラリー」 をメインに話を聞いてきました。
もちろん、写真もギャラリーがメインです。
いつもだと入浴シーンにしか僕は登場しませんが、今回はサービスショットとして浴衣姿で文豪を気取って、ポーズなんかつけた写真もカメラマンにお願いして撮ってもらいました。
乞う、ご期待ですぞ!
『みなかみ18湯』(上毛新聞社) の下巻は、2013年4月に出版される予定です。
Posted by 小暮 淳 at 21:24│Comments(0)
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