2012年11月26日
ビールもテレビも生がいい
今日は、群馬テレビの出演日でした。
僕は今年の4月から、群馬テレビのニュース番組 「ニュースジャスト6」 のコメンテーターをしています。
この番組では、月に1回(2回の月もあります) 、番組のゲストとして出演して、ニュースのコメントをしたり、得意の温泉話をしています。
もちろんニュース番組なので、生放送です。
でも僕は、この生放送というのが、大好きなんですよ。
“生放送 = ライブ” ですからね。
若い頃から音楽活動をしていた僕は、ステージに立って、直接お客さんとやり取りするのが大好きなんです。
だって、ライブって、1回こっきりの出たとこ勝負の世界だもの。
やり直しが利かない、切羽詰った感が、たまりません。
この辺、ちょっと “アート” に似ていると思います。
僕は昨年の1年間、NHKFMラジオで 「群馬は温泉パラダイス」 という番組を持っていました。
こちらも、基本は生放送です。
局の都合や僕のスケジュールにより、収録して放送した事もありましたが、やはり収録ではテンションが違います。
<もし失敗したら、またやり直せばいいんだ> という安堵感が、モチベーションを下げてしまいます。
今年の春には、NHKテレビの 「ほっとぐんま640」 という番組で、四万温泉を舞台に温泉講座の収録しましたが、こちらはラジオよりさらに難しかった!
ラジオの場合は収録でも、全編通して録音しますが、テレビの場合はカットごとの別撮りですから、何度でも撮り直します。
「では、今のところ、もう一度いきます」 とか、「今度は、パネルと手元の部分だけ撮ります」 なんて、同じシーンでもアップやロングなど、アングルを変えて撮るのですから、逆に緊張が増してしまいます。
<ああ、失敗したら、どうしょう。また撮り直しだぁ~> なんてね。
それに比べて、生放送は一発撮りですから、世話がありません。
トチろうが、セリフをかもうが、生放送なのですから、必ず時間には終わります。
台本も無いし、アナウンサーやキャスターとのやり取りだけですから、自分に都合の良い話の流れに持っていけます。
「ハーイ、お疲れさまでした」
と放送終了を告げるディレクターの声を聞くときの解放感は、ライブステージを終えた後の充足感に似ています。
僕はライターですから、取材に出かけます。
見方によれば、これもライブなんですね。
そして、講演やセミナー、講座も、すべてライブです。
ライブは、筋書きのないドラマなんだよね。
だから僕は、ビールもテレビもラジオも、やっぱり生が好きなんです!
Posted by 小暮 淳 at 22:12│Comments(0)
│温泉雑話