2013年09月13日
川中温泉 「かど半旅館」②
「日本三美人の湯」 の1つ、川中温泉の一軒宿 「かど半旅館」。
僕は、ここを訪ねると、旅館へ入る前に必ず寄るところがあります。
それは、敷地内にある薬師堂です。
川中温泉に限らず、“古湯” と呼ばれる霊験あらたかな温泉には、必ず、湯の神様が祀られています。
これから湯に入ろうとする者、湯を守り続けてくださっている神様への参拝を怠ってはなりません。
「何百年もの長き間、湯が涸れぬよう見守りつづけてくださり、ありがとうこざいます」
と、深々とおじぎをして、感謝の言葉を伝えました。
「いつぞや、ありがとうございます。うちのことを書いてくださったんですね」
と、2代目主人の小林正明さんに会うなり、意味不明な言葉をかけられました。
「えっ、僕、何か書きましたっけ?」
えーと、えーと、最近、川中温泉のことを書いたのは・・・
「新聞ですよ。三美人の湯で」
そーでした、そーでした。
すっかり忘れていました。
朝日新聞の連載に、こちらの湯のことを書いたことがありましたっけね。
確か、他の2カ所(和歌山県「龍神温泉」、島根県「湯の川温泉」) より、川中温泉は
“カルシウムイオンの量が多く、湯上がりのスベスベ感は群を抜いている”
とかなんとか、書いた覚えがあります。
で、主人いわく
「あのとき、けっこう新聞記事を持って来られた方がいましたよ。ありがとうございます」
と、さらに、丁寧にお礼を言われてしまいました。
とーんでも、ございませんって!
僕は、事実を書いたまでです。
もし、お礼を言うのならば、霊験あらたかな湯に言ってくださいな。
と、いうことで、今回も、しっかりと 「日本三美人の湯」 を堪能してきました。
久しぶりに訪ねたら、混浴の源泉内風呂と混浴の大浴場の壁が取り外されて、ひと続きになっていました。
これは、便利です。
大浴場は、源泉の温度が低いため多少加温されていますが、源泉風呂は34.6度の源泉がそのまま、かけ流されています。
これを交互に入浴することにより、新陳代謝が良くなり、お肌もツルツルになるとのことです。
群馬の温泉ファンなら、とりあえずチェックしておきたい名湯の1つですね。
※(ただし、日帰り入浴は受け入れていません)
Posted by 小暮 淳 at 14:38│Comments(0)
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