2013年09月19日
上の原温泉 「水上高原ホテル200」③
“三度目の正直”
なんて申しますが、まさに、そのとおり、3度目にして、やっと入ってまいりました。
僕が最初に、上の原温泉(群馬県みなかみ町) を訪ねたのは、昨年の7月のこと。
当時、まだ露天風呂は、陰も形もありませんでした。
上の原温泉の一軒宿 「水上高原ホテル200(トゥーハンドレッド)」 は、客室220部屋もあるリゾートホテルです。
でも、露天風呂がなかったのです。
所有する2本の源泉の総湯量は、毎分200リットル以上もあります。
なのに、露天風呂はありませんでした。
たぶん、再三、再四 「なーんだ、露天風呂がないの?」 と客に言われ続けていたんでしょうな。
念願の露天風呂が完成したのは、昨年の11月。
でもね、11月じゃ、冬ですよ。
雪見風呂もいいですけど、何より絶景が望めません。
一面、白銀の世界ですもの。
別棟に造られた露天風呂の名は、「凛楽(りらく)」。
そして、2つある浴槽の名は、「白樺の湯」 と 「眺望の湯」。
っていう情報だけは、その後、ホテルから連絡がありました。
「ぜひ、一度、お越しください」 とのことです。
だから僕は、楽しみにしていたんですよ。
で、今年の7月、再度訪ねたのですが、これが取材でもプライベートでもなかった。
僕が講師を務める温泉講座だったんです。
当然、バスで行く日帰りの団体客です。
実は、別棟に造られた露天風呂は、宿泊者専用なんです。
だから日帰り入浴客が利用できるのは、内風呂の大浴場のみとなります。
と、いうことで、またもや夢はかなわず!
で、“三度目の正直” にするために、リベンジしてまいりました。
今回は、きっちり取材で、しかも宿泊で!
これで、完璧です。
いやいや、素晴らしい眺めでしたよ。
「眺望の湯」 は、抜けるような青空の中、見渡す限り山、山、山の連なりが見渡せます。
谷川岳から越後の山々まで、それはそれは、掛け値なしの絶景をひとりじめです。
しかも、かけ流しとは、なお素晴らしい!
でもね、僕は個人的には 「白樺の湯」 が気に入ってしまいました。
ここは、標高966メートルの高原。
緑に映える白樺林を眺めながらの湯浴みは、これはこれはリゾート気分が高まりますぞ!
名前どおりの 「凛楽」 = リラクゼーション であります。
2回も入ってしまいました。
でもね、特筆すべきは、内風呂なんですよ。
以前は2本の源泉の混合泉だったため、HP値は9・1でした。
(それでも、かなり高いアルカリ性です)
が、今回、2本の源泉を内風呂と露天風呂で使い分けているのです。
しかも、2本の源泉は泉質が異なります!
露天風呂はアルカリ性単純温泉ですが、内風呂はアルカリ性の単純硫黄温泉であります。
硫黄泉のほうは、な、な、なんと!
PH値が、9・26!
だから、そのツルツル、スベスベ感は、さらにパワーアップしていたのであります!
そして、かすかに漂う硫黄の香り・・・
う~ん、ウワサにたがわぬ浴感は、「美肌の湯」 の看板に偽りがございません。
ウソだと思ったら、ぜひ、一度体験してみてくださいな。
思わぬところに、名湯は隠れているものです。
Posted by 小暮 淳 at 23:38│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
こんばんは。
上の原温泉のトロトロのお湯はなぜかあのあたりには珍しくないですか?
もう少しだけ山の上にあがると、湯の小屋という源泉がありますが、そことも違います。
朝一番のお湯は、明らかに昼間のお湯と違うかなりのトロ味です。
水上高原ホテル200のお湯だけなぜあんなにもったりとしてるのか。
大きなホテルに隠れた名湯、変な言い方ですが、ほんとはあまり知られてほしくなかった私の群馬一お気に入りの源泉なんです。
上の原温泉のトロトロのお湯はなぜかあのあたりには珍しくないですか?
もう少しだけ山の上にあがると、湯の小屋という源泉がありますが、そことも違います。
朝一番のお湯は、明らかに昼間のお湯と違うかなりのトロ味です。
水上高原ホテル200のお湯だけなぜあんなにもったりとしてるのか。
大きなホテルに隠れた名湯、変な言い方ですが、ほんとはあまり知られてほしくなかった私の群馬一お気に入りの源泉なんです。
Posted by G@さいたま at 2013年09月20日 20:57
G@さいたまさんへ
さすが、群馬の温泉通ですね。
なぜか、単純温泉の多いみなかみ地区で、上の原温泉だけ高濃度のアルカリ性の単純温泉が湧出しています。
さらに硫黄の含有する温泉は、珍しいですね。
スキーやゴルフ目的で来たお客たちが、あまりに温泉がいいので驚かれるそうですよ。
さすが、群馬の温泉通ですね。
なぜか、単純温泉の多いみなかみ地区で、上の原温泉だけ高濃度のアルカリ性の単純温泉が湧出しています。
さらに硫黄の含有する温泉は、珍しいですね。
スキーやゴルフ目的で来たお客たちが、あまりに温泉がいいので驚かれるそうですよ。
Posted by 小暮 at 2013年09月21日 11:41