2013年09月26日
能天気のすすめ
先日、さる会社の社長さんと会食をしました。
彼は、僕と同世代。
公私共に付き合いのある古い友人でもあります。
この日の彼は、いつもよりテンションが低めでした。
無理もありません。
1ヶ月ほど前に、会社がトラブルに巻き込まれて、新聞記事にまでなってしまったんです。
当然ですが、代表として、しっかり彼の名前も紙上に載ってしまいました。
「時間があったら、お会いできませんか?」
と電話をもらったときから、だいたいの話の内容は察していました。
「どう? 落ち着いた?」
と僕が切り出せば、
「おかげさまで、なんとか。でも今回は、ほとほと参りました」
と、顚末(てんまつ) の一部始終を話してくれました。
そして、彼は、こんなことを言いました。
「小暮さんはさ、会社じゃないけど、長年1人で仕事をしてきたわけですよね。どうやって毎日、モチベーションを維持しているんですか?」
なんでも、今の彼は、朝起きて、会社へ行くまでがツライのだそうです。
「毎日、いかにして自分のテンションを上げるかに悩んでいます」
ん~、・・・難しい相談ですね。
だって、いくら僕が、ライター兼、社長兼、雑用係だといっても、所詮、個人です。
しかも、パートもアルバイトも使っていない、まったくの “一人力” ですからね。
僕がやっていることなんて、何人もの社員を雇用している彼の悩みの解消には値しませんって。
だって、オイラは、能天気ですから!
ただね、僕だって、ときどきテンションが下がりそうになることがあるんですよ。
(まー、滅多にありませんけど。年に1、2回は・・・)
そんなとき、自分をだますテクニックだけは、心得ています。
ほめて、ほめて、ほめちぎるのみ!です。
「よっ、天才!」「大したもんだね、オレ様は」「間違ってないよ、その生き方で」「今日も、みんながオレを待ってるぜ!」
とかなんとか、歯の浮く言葉で、ほめちぎるのです。
“豚もおだてりゃ木に登る” 戦法です。
えっ、それでもテンションが上がらなかったら、どうするのかって?
僕の場合、とりあえず、輝かしい(?)過去を振り返ります。
と、いっても、大したことはありません。
フリーになってからこなしてきた仕事のファイルや作品をめくり返すだけです。
「ああ、この記事を書いたときは大変だったよな」
とか、
「この本を出版するまでは、本当に産みの苦しみを味わった」
なーんてね。
そして最後に、すべては “あきらめなかったから” こうして、実績として残っているんだ。
そーだよ、だから、これからも、このままブレずに進めばいいんだよ。
ね、天才ちゃん!(ちょっと大げさですが)
でもね、それくらい能天気に励ましてあげないと、テンションは上がらないし、モチベーションを維持することはできません。
だって、自分のやっていることに自分が応援してやらなくて、どうするんですか?
自分の一番の味方は、自分です。
たとえ10人の敵に囲まれても、僕は僕を最後まで信じてやるつもりです。
Posted by 小暮 淳 at 21:43│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
諸事情でぶろぐを閉鎖、削除したぎっちゃんです。
最後はじぶんが、自分を信じる。常に相手の反応を気にしていた性格には、とても新鮮でした。感謝します。
最後はじぶんが、自分を信じる。常に相手の反応を気にしていた性格には、とても新鮮でした。感謝します。
Posted by ぎっちゃん at 2013年09月27日 01:40
ぎっちゃんへ
お久しぶりです。
そーでしたか。それは残念でしたね。
相手を思いやる気持ちも大切だけど、自分を信じてやらないと、いざという時に強くなれませんよ。
また、一から始めれば、いいじゃないですか!
お久しぶりです。
そーでしたか。それは残念でしたね。
相手を思いやる気持ちも大切だけど、自分を信じてやらないと、いざという時に強くなれませんよ。
また、一から始めれば、いいじゃないですか!
Posted by 小暮 at 2013年09月27日 10:19