2013年10月23日
著者冥利の夜
サイン会とは、面映(おもはゆ) いものです。
一昨日、「みなかみオンパク」 のフィナーレイベントが上牧温泉「辰巳館」で開催され、「小暮淳のみなかみ温泉考座」 と題した講演をしてきました。
そしてイベントの終了後に、昨秋と今春に出版した新刊 『みなかみ18湯』(上毛新聞社)上・下巻の販売とサイン会が行われました。
平日の夜だというのに、たくさんの人が来場してくださり、著書まで買っていただけるなんて、なんて幸せなことでしょうか。
さらに 「本をご購入された方には、もれなくサインと握手をしていだけます」 なんていうアナウンスが流れたものだから、販売所には行列が、できてしまいました。
こんな時は、緊張するものです。
だって、大切な大切な読者様に、粗相のないように応対しなくてはなりませんもの。
「埼玉から来ました」
「私は、千葉からです」
なーんて声をかけられると、ますます恐縮してしまいます。
埼玉県から来たという女性は、
「ホンモノの温泉に入りたいので、先生の本はいつも参考にしています。あ、この本にもサインしていただけますか?」
と差し出されたのは、
な、な、なんと!
2009年に出版した 『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) ではありませんか!
しかもボロボロで、ビッシリと付箋紙が貼られています。
「私のバイブルなんです。もう少しで全部、回り切ります」
だなんて・・・
もーーーーーっ、涙がチョチョ切れそうであります。
ここまで著書を読み込んで、大切に使っていただけているだなんて、著者冥利に尽きるというもの。
著者として、これ以上の喜びが、あるでしょうか!
と、思ったら、今度は年配の男性。
「私も、今日買った本じゃないけど、これにもサインしてもらえますか?」
と、手渡されたのは、これまた年季の入った 『群馬の小さな温泉』(上毛新聞社) でした。
「だいぶ使い込まれていますね?」
と言葉を返せば、
「この本を見ながら家内と温泉を回るのが、私の楽しみなんですよ」
とは、著者には、この上もない賛辞であります。
本当に、本当に、ありがとうございました。
「読者って、ありがたいなぁ~」
と、つくづく感じた夜でした。
来場された、すべての方に、感謝を申し上げます。
Posted by 小暮 淳 at 21:11│Comments(2)
│講演・セミナー
この記事へのコメント
みなかみ18湯[上]が出たころからブログを読ませてもらっている者です。
興味がわいたので、温泉シリーズは全巻大人買いしました。
先日の水上オンパクでは「なま小暮」を見ることができ、講話と歌と楽しみました。帰りにはみなかみ18湯上下巻2セットさらに購入し、サインまでしてもらいました。さっそく友人への贈答用に使わせていただきました。
何やら次回作を執筆中とのこと、楽しみにしたいと思います。
家内はなまで小暮さんを見て、「好きなことやって楽しんでいる人みたいね」と申しておりました。私も同感です。どうです、小暮さんにとってこれ以上のほめ言葉はないんじゃないですかねえ。
ところで、これはまあ一ファンからの前向きな意見として受け取ってほしいのですけれども、お体を大事にしてくださいということであります。なまで小暮さんを遠目で見て気が付いたのですが、結構しょっちゅう咳払いをされていますよね。あれは瞬間的にでもかなりの圧力が肺にかかっていると思います。スポンジの様に繊細な肺や気管支がすこしづつ痛められ続けているんじゃないでしょうかねえ。それに、私が見間違えたのでなければ煙草も吸ってらっしゃいましたよねえ。心配です。もう誰かから耳にタコができるほどに言われているのかもしれませんけど、私にも言わせてください。どうかおやめになってください。息が苦しいのってつらいですよ。私の父がそうでしたから。だから見過ごせないのです。歌い手にとっても息は大事ですよね。好きなことをして生きている小暮さんに意見するのは差し出がましいのは重々承知ではありますが、あえて書かせていただきました。どうか「ファンのために」、咳払いとたばこはおやめいただくようお願いいたします。
興味がわいたので、温泉シリーズは全巻大人買いしました。
先日の水上オンパクでは「なま小暮」を見ることができ、講話と歌と楽しみました。帰りにはみなかみ18湯上下巻2セットさらに購入し、サインまでしてもらいました。さっそく友人への贈答用に使わせていただきました。
何やら次回作を執筆中とのこと、楽しみにしたいと思います。
家内はなまで小暮さんを見て、「好きなことやって楽しんでいる人みたいね」と申しておりました。私も同感です。どうです、小暮さんにとってこれ以上のほめ言葉はないんじゃないですかねえ。
ところで、これはまあ一ファンからの前向きな意見として受け取ってほしいのですけれども、お体を大事にしてくださいということであります。なまで小暮さんを遠目で見て気が付いたのですが、結構しょっちゅう咳払いをされていますよね。あれは瞬間的にでもかなりの圧力が肺にかかっていると思います。スポンジの様に繊細な肺や気管支がすこしづつ痛められ続けているんじゃないでしょうかねえ。それに、私が見間違えたのでなければ煙草も吸ってらっしゃいましたよねえ。心配です。もう誰かから耳にタコができるほどに言われているのかもしれませんけど、私にも言わせてください。どうかおやめになってください。息が苦しいのってつらいですよ。私の父がそうでしたから。だから見過ごせないのです。歌い手にとっても息は大事ですよね。好きなことをして生きている小暮さんに意見するのは差し出がましいのは重々承知ではありますが、あえて書かせていただきました。どうか「ファンのために」、咳払いとたばこはおやめいただくようお願いいたします。
Posted by 森のくま at 2013年10月25日 18:28
森のくまさんへ
オンパクのフィナーレにお越しいただいたんですね。
ありがとうございます。
全巻大人買いしていただいたとか!
これこそ、著者冥利であります。
重ねて、御礼申し上げます。
酒とタバコは嗜好品ゆえ、主治医の助言のもと適量をたしなんでおります。
ご心配いただき、ありがとうございます。
ちなみに次回作は、来春に出版を予定しています。
オンパクのフィナーレにお越しいただいたんですね。
ありがとうございます。
全巻大人買いしていただいたとか!
これこそ、著者冥利であります。
重ねて、御礼申し上げます。
酒とタバコは嗜好品ゆえ、主治医の助言のもと適量をたしなんでおります。
ご心配いただき、ありがとうございます。
ちなみに次回作は、来春に出版を予定しています。
Posted by 小暮 at 2013年10月26日 01:39