2013年10月26日
滝沢温泉 「滝沢館」②
今年も、また、この日がやってきました!
恒例、プロフィール写真撮影日です。
なぜか毎回、この撮影にはチカラが入ります。
一昨日、赤城山中にある滝沢温泉(群馬県前橋市) の一軒宿、滝沢館にて、来春出版予定の新刊本用のプロフィール写真を撮ってきました。
シリーズ6冊目となる今回のカメラマンは、綱島徹氏であります。
そーです!
賢い読者は、もう、お気づきですね。
シリーズ第1弾 『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) の表紙およびグラビア写真を撮影したカメラマンであります。
4年ぶりに、ふたたびコンビを組むことになりました。
実は彼と僕は、中学~高校の同級生なんですね。
昔は、散々悪いこと(?)をして遊んだ悪友なんであります。
だったら、大人になっても一緒に “悪いあそび” をしましょう!ということで、こうやって仕事にかこつけて、温泉旅館で密会(?)をして楽しんでいるのであります。
先に宿に着いた僕とディレクターのK氏が、部屋でビールを飲んでいると、ほどなくして
「お連れさまが、お着きになりました」
と仲居さんに通されて、カメラと機材を抱えた彼が登場!
「もう、やってるのかよ。小暮らしいな」
と言いながら、まずは彼もグラスを手に取り、駆けつけ2杯をキューっとあおったのであります。
「で、今回は、どんな写真にしますか?」
僕の温泉本のプロフィール写真は、シリーズを重ねるごとに、だんだんと凝ってきています。
最初は白黒の後姿、2冊目はカラーの後姿でした。
3冊目の四万温泉の本から顔を出していますが、まだ、この時は横顔です。
次の 『みなかみ18湯』 は、カメラマンが凝って “文豪” スタイルで撮り出しました。
4冊目の上巻では、浴衣に丹前姿で広縁のイスに座る “文豪”。
5冊目の下巻では、夜の露天風呂に桶を浮かべて、升酒を飲む “文豪” であります。
で、今回、シリーズ6冊目のプロフィール写真は?
ディレクターいわく、
「囲炉裏端で熱燗を飲む“文豪”」
なんだ、そうです。
と、いうことで、3人で瓶ビールを4本空けたところで、撮影開始!
まずは、露天風呂の入浴シーンから・・・
ところが、外は雨!
頭に笠をかぶっての入浴という、かつてない不思議な写真となりました。
食後、ほろ酔い加減で、囲炉裏のあるロビーへ。
宿の女将さんが、ちゃんと熱燗の徳利を2本用意してくださいました。
「ああ、ダメダメ! そんなシブイ顔しちゃ。今回は、秘湯の宿で風呂上りに熱燗を飲み、ホッとしている “文豪” なんだから」
とディレクターが叫ぶ。
「じぁ、さぁ、もっと目線を上に向けて。そう、酒を口にふくんでから、視線は宙を舞う。そうそう、いいね~」
とカメラマンにおだてられ、
「はい、もう1回」 「では、もう1回」
と、そのたびに酒を飲んでいるので、撮影が終わった時には、完全に出来上がってしまいました。
もちろん、そのあとは、部屋にもどって、注しつ注されつ、 夜が更けるまで3人で酔いしれたことは、いうまでもありません。
さて、いったい、どんなプロフィール写真に仕上がっているのでしょうか?
来春までの、お楽しみであります。
Posted by 小暮 淳 at 19:03│Comments(0)
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