2013年12月14日
人生の宝くじ
金がない! 金がない! 金がなーーーい!
年がら年中、1年365日、いつもいつも金欠病にかかりっぱなしの人生。
「もう、いい加減、貧乏は飽きたわよ!」
と家内に言われれば、
「オレだって、好き好んで貧乏をしているわけじゃねぇ~!」
と、逆ギレすること、数知れず。
でも、なんで貧乏なんだろう?
昔、付き合っていた彼女に、
「あなたはお金が嫌いだから、お金もあなたを嫌っているのよ」
なーんて言われたことがあったが、決して、そんなことはない。
ただ、嫌いな仕事をイヤな思いやをしてまで、やりたくないだけなのだ。
それを貫いていたら、好きなことしかしなくなってしまって、お金のヤツも愛想をつかして出て行ってしまったのである。
でもね、僕のまわりを見回すと、みーーーんな貧乏人だらけなんです。
カメラマンにしても、デザイナーにしても、画家にしても、彫刻家にしても、陶芸家にしても・・・
みんなみんな、楽しく生きているけど、お金には見放されています。
「これで、お金があったら罰が当たるよ」
なんて、仲間同士では笑っていますが、本音は違います。
やっぱり、お金だって欲しいに決まっています。
でも、どうして、好きなことをして暮らしている人たちは、みんな貧乏なんでしょうか?
実は昨日、このナゾともいうべきジレンマが解消されました!
ズバリ、一刀両断に回答してくださったのは、かのビートたけし氏であります。
氏は、テレビ番組の中で、僕と同じ悩みを抱えている芸人に、スパッといい放ったのであります。
「好きなことを仕事にできて、さらに金も欲しいだなんて、人生で2度も宝くじを当てようってのかい」
氏は、
「好きなことが仕事にできる人は、ほんのひとつまみしかいない。それだけだって、宝くじを当てるより難しいのに、さらに好きなことで金持ちになるなんて、もう一度、宝くじを当てるようなものだ」
と、言っているのです。
いや~、言われて、途端に目からウロコが落ちました。
だって、僕は、すでに1回、人生の宝くじが当たっているわけですからね。
だもの、2回目の宝くじなんて、そうそう当たりませんよね。
納得です。
そう思ったら、急に人生が楽になりました。
“金がない” ではなく、“金はない” のであって、それ以外のものは “ある” のですから。
それが1回目の宝くじで当たった、「好きなことを仕事にする」 という人生です。
さすが、その世界で頂点を極めた人の言葉は説得力があります。
と、いうことは、ビートたけし氏は、2度目の宝くじも当てた人ということですね。
うらやましい!
僕の場合、2回も 「人生の宝くじ」 は当たりそうもありませんので、今日、年末ジャンボ宝くじを買ってきました。
Posted by 小暮 淳 at 21:16│Comments(0)
│つれづれ