2014年09月14日
花咲温泉 「ロッヂ ホワイトハウス」
さすが温泉王国、湯の国群馬であります!
知っているようで、まだまだ知らない温泉宿が、たくさんあります。
片品村の花咲(はなさく)温泉、ご存知ですか?
えっ、日帰り温泉施設の 「花咲の湯」 なら知っているって?
それなら僕も、良く知っています。
オープンの時に、取材に行きましたもの。
いえいえ、宿泊のできる温泉宿のことです。
いわゆる “温泉地” としての花咲温泉です。
スキー場が近くにありますからね。
民宿やペンションがあることくらい、僕も知っていましたよ。
でもね、温泉を引いている宿が約20軒もあるとは、驚きました。
“百聞は一見にしかず” ですね。
いよいよ先週から花咲温泉に潜入して、取材活動を開始しました。
トップバッターは、県道からも近い場所にある 「ロッヂ ホワイトハウス」 を訪ねました。
名前の通り、白亜の宿であります。
高原の緑に映え、避暑地のペンションといった雰囲気です。
そして真正面にそびえるは、日本百名山の一座、武尊山(ほたかさん) の雄姿。
絶景であります。
創業は昭和63年。
ご主人の星野芳造さんは、農業と製材業からの転職であります。
「冬はスキー、それ以外の季節は野球とテニスの合宿で、一年中忙しかったよ」
と、オープン当時を述懐します。
「スキー人口が減っちゃったからね、今は夏のほうが忙しいよ」
ですって。
時代なんですかね、野球よりもサッカーの合宿が多いらしいですよ。
温泉は平成5年に掘削した、アルカリ性単純温泉。
泉温は約44度もありますから、一年中加温することなく、かけ流しで入れます。
浴槽もタイル張りで、シンプルな造り。
大人が3人も入れば、いっぱいになるサイズですが、僕はこのくらいの浴槽が一番好きなのです。
湯を無駄なく、効率良く浴槽内で回して、完全放流することができますからね。
いい湯守のいる証拠です。
湯上がりに待っていたのは、なんと! アユの甘露煮。
訊けば、ご主人は炭焼き小屋を持っていて、自ら炭を焼いているのだそうです。
で、その自家製の炭を使って、コトコトと何時間も煮たアユをごちそうしてくださいました。
ん~、日本酒がほしいところでしたが、まだ次の取材が残っていたので、我慢することにしました。
さてさて、花咲温泉には、どんな “湯宿” が待っているのでしょうか?
今後の取材が、大変楽しみであります。
Posted by 小暮 淳 at 19:44│Comments(0)
│温泉地・旅館