2014年11月09日
きなこ、あんころ、からみ餅
19年前、我が家は現在の場所に引っ越してきました。
前橋市の郊外、田園風景が広がるのどかな町です。
それ以前は、僕が生まれ育った旧市街地で暮らしていました。
「もっと子供たちをのびのびと育てたい」
そんな思いから、土地を探して、家を建てました。
おかげさまで3人の子供たちは、すくすくと育ち、旅立って行きました。
(1名、まだ義務教育が残っていますが…)
で、僕たち夫婦は、この大らかで、のびのびと子育てができた土地と住民に、並々ならぬ感謝をしています。
だって、古い風習の残る閉鎖的だった土地に、縁もゆかりもない家族が突然やって来て、住み着いたのですからね。
それなのに、僕ら家族と分け隔てなく付き合っていただき、子供たちを地域の人たちは温かく見守ってくださいました。
そんな思いから僕は、子育てが終わった今でも地域の育成会に残り、子育て活動に参加しています。
「いゃ~、いい人が入ってくれたよ。これで我が地域も安泰だ。死ぬまで頼むよ!」
とかなんと言われて、いい気になって、ボランティアで年中行事の手伝いに出かけています。
今週末は、そんな地域の文化祭があり、2日間、イベントに借り出されてきました。
昨日は近くの小学校体育館で、カラオケとダンスの発表会があり、全28組出場、開催時間3時間のプログラムをこなしてきました。
と、いうのも、このイベントの司会が僕だったのです!
いやいや3時間というのも長いが、28組のプロフィールを紹介したり、インタビューするのは重労働でしたよ。
でもね、老若男女、1年間の練習の成果を遺憾なく発揮してくださり、みなさん、とても楽しんでいられました。
また、1つ、恩返しができたと、僕も喜んでいます。
2日目の今日は、もう1つの会場である公民館にて、模擬店の設営と販売を手伝ってきました。
僕の担当は、「餅つき」 の実演と配布。
午前8時のテント張りから参加しました。
今日はあいにくの雨。
それでも大勢のお客さんが来てくださいました。
計12臼の餅をついて、「きなこ」 「あんころ」 「からみ」 の3種類を配布。
雨の中、長蛇の列ができるほどの盛況でした。
餅をこねるのは、技のある長老の役目。
餅をつくのは、力のある若者の仕事。
つき上がった餅をパックに詰めるのは、婦人たちの作業です。
えっ、僕は何をしたのかって?
ええ、まあ、技も力もないもので……。
1回1回、餅がつきあがるごとに、杵と臼を洗う当番をおおせつかっておりました。
足は棒になるわ、寒くて冷えるわ、疲れた2日間でしたが、終わってみると、なんともいえない充足感があるのです。
それって、地域の人たちの笑顔をたくさん見たからなんでしょうね。
この笑顔が、子供たちも育ててくれたのであります。
まだまだ恩返しは足りませんが、これからも時間の許す限りお手伝いをさせていただきます。
来月は、ウォークラリー大会ですね。
よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 21:09│Comments(0)
│つれづれ