2014年12月18日
アベベノベ
子どもの頃、お菓子や物を選ぶ時、迷うと必ず、こんな呪文のような言葉を言いました。
♪どれにしようかな 神様のいうとおり♪
そして、その後に付けた言葉が、
♪アベベノベ♪
いま考えると、とても不思議な言葉です。
でも、この呪文、調べてみると全国的に子どもたちは使っていたようです。
ただ違うのが、最後に付けた言葉!
地域によって、異なるらしいんですよ。
では、なんで僕の育った地域では 「アベベノベ」 だったんでしょうか?
思うに、僕が小学生になった頃に、東京オリンピックが開催されているんですよね。
そして、子どもたちのヒーローになったのが、裸足で走ったマラソンのアベベ・ビキラ選手(エチオピア) でした。
だって、みんな体育の時間に、アベベの真似をして、わざと裸足で走って 「アベベだー!」 ってふざけていましたもの。
そういえば、阿部君っていう子のアダナも 「アベベ」 でした。
で、当時の子どもたちは、この 「アベベ」 という言葉の響きを面白がっていたきらいがあります。
だから、「アベベ」=「神様」 の畏敬の念も込めて、おまじないの言葉として 「アベベノベ」 と付けたんじゃないでしょうかね。
あくまでも、僕の推測ですけど。
そういえば、「ジャンケンポン」 の後にも、こんな言葉をくっつけて楽しんでいましたよ。
♪ジャンケンぽっくり下駄 しおりげたばこを一本吸いました♪
なーんてね。
さらな女の子たちは、その後に、
♪一本吸いましタコタコ上がれんげの花が咲きました♪
と続けていましたっけね。
大人になると、どうして言葉遊びをしなくなってしまうのでしょうか?
つまらないですね。
Posted by 小暮 淳 at 22:42│Comments(0)
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